15両編成 ~ 付属編成の号車番号の振り方 | なすの258号のブログ

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首都圏を中心に、15両編成で走る電車は、
宇都宮、高崎線から、上野東京ラインや湘南新宿ラインを経て、東海道線や横須賀線に直通する電車。横須賀線と総武快速線。そして、常磐線にいます。
このうち、東海道線や宇都宮線などに入る、E231系で見てみると、グリーン車を2両含んだ基本編成となる10両編成は、沼津や逗子方になるこちらの先頭車が1号車になり、その番号順で、一番最後尾に連結される付属編成は、15号車になります。

この号車の振り方は、常磐線の取手まで走るE231系の15両編成も同じです。
ただ、こちらは通勤形電車になるので、グリーン車がありません。

東海道線や宇都宮線、常磐線の通勤形電車は、同じ号車の振り方になりますが、横須賀線や総武快速線に入るE217系の15両編成は、付属編成の連結させる場所が異なります。

E217系の場合、11両の基本編成の号車番号の振り方は、E231系と同じです。

ただ、4両の付属編成は、E231系とは逆で、逗子方に連結します。

それは、逗子駅で付属編成を切り離した時、留置線が久里浜方にあるからです。

横須賀線は、逗子から二つ先の田浦駅のホームが短く、15両編成の電車だと、降りられないことになるので、逗子から久里浜に行く電車は、必ず付属の4両を切り離します。

湘南新宿ラインの電車が、逗子より先の久里浜まで行かないのも、田浦駅に対応してないからだと思います。


E217系の号車番号の振り方は、基本編成は変わりませんが、付属編成が久里浜方に連結されるので、増結という意味の、"増1号車"となります。
万が一、4両の付属編成から、普通に1号車にしてしまうと、基本編成の号車が、5号車から15号車なってしまいます。
11両編成の運用になった時に、そんな号車の振り方をしたら、おそらく混乱を招くのかなと思います。

さて、常磐線のE531系の号車番号の振り方は、こちらも、E231系と変わりはありません。

ただ、基本編成になる10両編成側には、号車番号が記されていますが、付属編成には号車番号が記されていません。
こちらの付属編成は、常磐線の運用の他に、水戸線の運用に入ることもあります。
水戸線は、宇都宮線と合流する小山駅の手前で、線路が北側に向くので、電車の編成の向きが逆向きになります。
それと同じで、東北本線の黒磯~新白河間で走るE531系にも、号車番号が付けられていません。