通訳案内士の試験勉強で難しかったことと言えば、
知らない英単語を覚える、日本的事象に
ついて英語で説明するだった気がします。
今、実際に通訳案内士としてゲストに接していて難しいと
思うことは、日本人が当たり前に受け入れている
ことを如何に端的に外国人に理屈を交えて説明するかです。
平安時代や江戸時代という言葉も使えない、
豊臣秀吉も徳川家康も知らない、
将軍って何?と聞かれる。
対策講座で教えて貰った英単語を発しても
ポカーンとした表情。
きちんと歴史について説明できていないな、
見所を系統的に話せていないな
と私が思っていても、ゲスト達は意外と満足。
天守閣が戦国時代オリジナルでなくとも
気にすることもなく。。。
そもそも戦国時代と第二次世界対戦の年代の
違いもあやしいのかも。
対策講座だと、如何にゲストにきちんと説明するかに
焦点を置いているのですが、私が実際にゲストと接してみた
ところ、必死のうんちく語りにどこまで価値を見出だして
貰えるのか。。。学校の先生みたいに
「だから、将軍とは・・」
と必死で語っても
馬耳東風。別のことに関心が向いてそう。
まだ語ったことないけど。。。
90年前の出来事であろうが400年前の出来事であろうが、
年代はどっちでもいいから、疲れない様にできるだけ休憩を
取る、階段の上り下りは避ける、といった配慮の方が評価
されると思います、正直言って。