【英語圏での生活経験のない英語学習者の方へ】

 英国企業の日本支店を辞めてから今年の秋に留学するまで4年経過してました。毎日英語を話さなくなって4年経っていたというわけですね。ただ、この4年間毎日英語を話さないだけで、専門用語、ビジネス用語、ニュース用語、TOEIC用語には接していました。自分で意識してNewsweekを購読してました。

 留学初日の9月3日から今に至るまで「以前の方が話せた」というのが印象です。これだけ英語生活圏にいるのにどうしてでしょうか。私が自己分析するに「話す相手と内容が違うから」です。

 今、イギリスで私が接するイギリス人はcollegeのHolistci therapyコースの先生と16歳から20歳までの若いクラスメート達と29歳男性1人。36歳から46歳までの女性3人。IELTSの英語の先生。フラットメイト21歳にお店の店員さんや駅の係の人です。ビジネスとは全く異なる環境にいるので、以前会社で毎日話していた内容を話すことはありません。すなわち得意のTOEIC用語は使いません。
 
 20歳前後の若い子の言葉はわかりません。会社で接していた相手は、こちらに合わせて会話をしてくれていたんだろうなとつくづく思います。今接しているクラスメートもフラットメイトも外国人と接す機会がなかった子達です。外国人どころか英国内の違う地方の人ともどれだけ話したことがあるのかも疑問です。だから留学生にはゆっくり話そうという感覚はありません。でも、関西人がいきなり日本に住み始めたばっかりの中国人留学生に関西弁でナチュラルスピードで話しかけても相手にわからないのと同じですよね。私はイギリスでは見るからにアジア人ですが、だからといって街でも話し方をかえてもらってると思ったことはありません。

 フラットメイトはイギリス人の他にスェーデン人もいます。彼女にイギリス人の言うことがわからないというと「イギリス人のフラットメイトは早口で独り言のようにブツブツ話す。スラングとインフォーマル表現が多い」と教えてくれました。でも彼女は100%理解しているらしいです。というと悪いのはやはり私。

 日本でも英語の学習は十分可能ですが、スラングとインフォーマルは受験や資格試験にはでない。だから私は苦手なんだと思います。毎日日本で英語を話していた時からこの分野は苦手だったけど相手がわかり易く話してくれたり、生活していたわけではなかったので、使う必要もなく、苦手でも困らなかったのでしょうね。