外国大好きな私は高校も国際高校にわざわざ受験して入りました。生徒の3分の2は帰国子女。それ以外はずっと日本に住んでいた一般生と呼ばれる学生。私は帰国子女ではありません。

 付属高校から受験せずに大学入学。ESSに入り、日本人同士でディベート、ディスカッションの日々。

 企業に就職するのが嫌で英語唯一の国家試験である通訳ガイドを目指し、大学3回生の冬から専門予備校へ。この時期に集中的に勉強したおかげで苦手な文法を一気に克服。

 通訳ガイドはあきらめ英国外資系企業の日本人役員秘書になりました。ちなみにこの会社に外国人はいませんでした。3年間働きました。

 その後、大手英会話学校講師に。天職と思われたけれども引越しせざるを得なくなり、8ヶ月で泣く泣く退職。

 その後英国企業の駐在員事務所でイギリス人マネージャーの秘書になりました。1年間は私とイギリス人と2人だけ。Speakingが苦手だったので、お金もらって英会話学校に行ってるようなものと思って始めた仕事です。結局ここでは7年間働き、日本に居ながらイギリスに居る感覚。毎日、本社の日本担当者と英語で話し、英語でメールを書く。第1言語は英語でした。辞めて2週間経った頃、昼間に日本語の環境にいて「日本に7年ぶりに帰国した」感覚におそわれました。

 その後、長い期間ではありませんが大学や企業のTOEIC講師、通訳をフリーランスでやりました。

 海外居住経験(=本場で英語を身につけた)がなく、日本だけで英語を学習しただけですが、正確な表現を使っているかどうかは別として、自分の意図が相手に伝わらないことはなくなっていました。

 別に今更英語の勉強はいいでしょと本人もまわりも思ってましたが、英語講師をする時に語る体験・国がないのはあまりに辛いと30歳後半で留学を思い立ちました。