最初は、離婚。
次は、 斬首。
次は、 死別。
再び、 離婚。
再び、 斬首。
最後の一人だけが、生存。
これがテューダー朝第二代イングランド王、
ヘンリー8世の6人の妻たちの顛末。
てなわけで。
Lusy Worsleyのドキュメンタリーはいつも面白いけれど、
先週から始まったこれ！ドキワクが止まらないよ〜
トレイラー見たときから楽しみで楽しみで…
水曜 21:00、BBC1で放送中。
ドキュメンタリーだけれど、
ドラマ仕立てというか、
NHKの『タイムスクープハンター』チック。
Lusyは要潤と違ってあくまで語り手・導き手に過ぎないが、
チューダー朝の宮廷の愛憎渦巻くドラマの中で、
一端の召使いや貴族の一人として紛れ込んでいる時がある。
私達はその視点を通じて王と妃たちの相克を覗き見る。
チューダー朝版、家政婦は見た！！であります。
「ドキュメンタリーの中に再現ドラマが挿入されている」
といえばそれだけなのだけど、その再現ドラマが
単なる再現ドラマ止まりじゃないっていうか、
やっぱり欧米は建物が当時のまま残っているからね…
違和感がないし、服装を見るだけでも楽しい。
あー当時の女の人の肖像画のあの頭の部分、
どうなってんのかと思ったらこうなってんのか、とかね！
もちろんドレスもね！
今回は一人目の妻、キャサリンオブアラゴンがメインの話でした。
ここらあたりの流れはぼんやりとは知っていたが、
キャサリンとヘンリーが結婚当初は仲睦まじかったという様子を
ドラマで見せられた後だと、ヘンリーが離婚を画策するところ、
彼の鬼畜っぷりが際立って感じられた（笑）。
イタリアに残っていたヘンリーからアンブーリンにあてた
ラブレター（メディア初公開！）のくだりも面白かったし、
ともかくおすすめなんだよー
テレビ番組だと以前の以下記事で紹介した
・私たちはワルい男が好き（War and Peace 動画あり）
・BBCドラマ Versailles でフィリップ！フィリップ！…な話。
ドラマの『War and Peace』『Versailles』にどハマりしてましたが、
両方とも終わっちゃって（Versaillesは第2期待ちだが）、
手持ち無沙汰な数ヶ月を送っていたので、今回面白いのをまた見つけられて
本当にうれしーなー…でもこの6人の妻シリーズは
どうも全3回で終わってしまうようで（多分だけど）、
それだけが本当に残念。どうせなら6人それぞれ分で6回にしてよー
ダレるからだめかー。でも来週はアンブーリンがメインの回！
楽しみだなぁ〜！！！
以下はBBC公式の『Six Wives with Lucy Worsley』第一回放送分。
公開には期限があるのでお早目にどうぞ。その為に急いで記事にしたんどす。
http://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b0853mvq/six-wives-with-lucy-worsley-episode-1
ご存知のことかと思いますが一応書いておくと、
iPlayer再生画面の右下「S」を押すとサブタイトル(英語字幕)が出ます。
TOEIC400点代のヘタレ英語野郎（私のことだ）は、
これを押して視聴するのがお似合いだよぅ！
ところでLusy、眉毛が下がりすぎじゃないかな！？
一旦気になりだすとずっと気になっちゃうよぅ！
この6人の妻騒動の後に、
世界史おなじみ、かの有名なエリザベス1世が出てくるわけだけど、
この辺りの流れをベースにしていて最近面白かった漫画が『王国の子』。
イングランド、ではなく架空の国「ゼントレン」が舞台で、
ファンタジーになるのかな…でも話の流れはまんまイングランド16世紀です。
ちょっと悪い言い方だけど、ベースが史実とはいえかなりひん曲げてるんで（笑）、
これをイングランド史理解の入り口にするにはやや危険。
こりゃー「少女漫画」です。
が、それを差し引いても最高に面白く読めた。
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王国の子（１） (ＩＴＡＮコミックス)
0円
Amazon |
今、Yahoo comicでは１巻が2016/12/22までは無料で読めるようなので、
少女漫画好きな方はこちらも読んでみてはいかがでせう。
http://bookstore.yahoo.co.jp/shoshi-232829/
ま、何はともあれ。
イングランドのここら辺の歴史は面白い！
なんかもう一回ロンドン塔に行きたくなっちゃったな…
でも入場料高いんだよあそこ。
あと、また呪われるかもしれないし（笑）。
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