昨日は晴れで、翌日の土曜日をどう過ごそうと予定をアレコレ考えて過ごした。
ところが、
…朝から雨。
革カバンがほぼ完成したのでいよいよ〝渋谷デュー!〟
…のつもりでお菓子と水筒を枕元に用意しておやすみしたのに。
(…遠足のガキじゃあるまいし、しねぇ~よ!。でもドリンクボトルに豆から挽いたコーヒーを入れて出掛けるのはいつもどおりやると思う! ちょっとだけ…ガキ?)
それなのに出掛けられない!
「雨宿りさせてくれ!」
(あ、てるてる坊主が何か言っている!)
「頼む、窓を開けてくれ!」 と、てるてる坊主 「寒いんだ、入れてくれ!」
「お前、ちゃんと仕事しろよな~!」 とボク、「晴れるようそこで頑張るのがお前の生きがいだろ!」
そしてボクは温かいコーヒーを飲む。
ベランダの物干し竿に洗濯バサミで吊るされたてるてる坊主、するとバタバタと暴れ出す。
「おい、隣近所の迷惑考えろ!」 ボクは昨夜開けた菓子袋に手を延ばして最後の煎餅を取り出す。
(意外とこっちの〝音〟のほうがうるさい!) それに気づいて、「暴れてもいいけど誰かに見つからないようにしろよ!」 (お前は〝動かない〟んだから!)
と煎餅を齧る。
(あ、やっぱりこっちのほうが〝うるさい〟っポイ!)
……。
それはそうと、…もしかして…もう〝梅雨入り〟! とボクは空を見上げる。薄っすらと雲がところどころをどんよりと灰色にさせてる以外朝の太陽の光に透けてちからなく、雨の予感さえしない。
なのに、雨。
(オイ、てるてる坊主よぉ、お前の祈り方まちがってるんじゃね~か?)
と、そこにてるてる坊主が…いない!
「おい、オレの煎餅齧るな!」 とボク、「ナニ勝手に入ってるんだよ!」
「頼んだら入れてくれるのか?」 と、てるてる坊主は正面からボクを見据えて、「だから勝手に入るしかね~だろ!」
(うっ……) とボク。
コーヒーカップの縁に寄りかかってコーヒーを冷まそうと〝フーフー〟するてるてる坊主。
(おや、意外とカワイイ!)とボク、飲めるもんなら飲んでみろ! とその様子を見守る。
「こぼすなよ!」
と、ボクはまた空を気にする。