落合陽一のやさしい教育論
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0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
1,404円
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タイトルながw。
小学館の販売戦略と思いますが。
小学館は、「ゼロヒャク」と覚えてほしいようです。
それに従いますw。
人生100年時代に必要な「学び直し」
リンダ・グラットンが、著書『ライフ・シフト』で、人生100年時代の働き方について、新たな提案をされていたのを覚えている方も多いと思います。
もはや、人生100年時代に、「教育→勤労→引退生活」という人生設計は、成り立たないと。
たしかに、60才で引退しては、元気すぎるし、残りの人生が長すぎる。
100年も生きていれば、人生の初頭に受けた教育は、人生の途中で役に立たなくなる。
とすれば、キャリアの途中で学び直し、活躍し続ける人生設計が必要ですね。
『ゼロヒャク』は、そんな時代に、どう学び続ければいいか、そのヒントを提供する本です。
平易な本として売出していますが、確かにわかりやすいです。
出張で奈良~京都~東京を移動していたときに、なんなく読み切りました。
数学の必要性
『ゼロヒャク』は、3章で構成されています。
- 第1章は、13の疑問に答えていくという形式です。
- 第2章は、落合さん自身が受けてきた教育についてです。
- 第3章は、STEAM教育時代の学びの実践についてです。
一つの問題を深く掘り下げるというよりは、様々な切り口から、生涯の学習について語っています。
興味深い点は、いくつもあったのですが、一つだけ取り上げます。
第3章の「数学」のパートです。
171ページからの引用です。
数学で実生活に役立つのは、たし算と引き算それにかけ算・わり算ぐらいだという人がいます。まず、「それは算数では?」と僕は思うのですが、そういった人に共通して数学が役立たないのは、役立つように数学を学んでいないからです。
耳の痛い話ですね。
私もこれについては、実感があります。
基礎的な経済学を学ぶ機会があり、そこで「限界効用逓減の法則」を学びました。
ハンバーガー1個食べると、とてもうれしい。
2個目を食べると、嬉しいけど、1個目のときほどは嬉しくない。
3個目を食べると、嬉しいけど、2個目のときほど嬉しくない。
ハンバーガーが増えるほど、満足も増えていくが、1個あたりに増える満足の程度は下がっていく。
これは数学の曲線で表現することができます。
日常の現象は、数学的なモデルに当てはめられれば、理解がぐっと深まります。
数学に詳しい人は、もっともっと多くの日常が、数学的に捉えられているんでしょうね。
数学がいらないというのは、数学を使って理解が深まることを皮膚感覚として知らないから、でしょう。
これからの時代は、文系・理系を問わずにコンピューターを用いた数学的処理は強力な武器になります。そこへの苦手意識はとことん無くしていかなければならないでしょう。(p173)
これからの時代に、コンピューターを使って、データ処理をして、意思決定に役立てることが求められそうです。
文系と理系という概念は、受験の仕組みによって存在する二分法です。
文系だから数学はいらない、という判断は、将来、活躍できる範囲を自分で狭めてしまうことです。
息子には、文系とか理系という、極めて人工的な分け方にとらわれず、数学を楽しく学んでほしいと願っています。
私も、、、統計学を学んでいたときのテキスト類が本棚にたくさん残っています。
いつか、、、学び直したいです(汗)。
統計学は、ビジネスに直結しますから。
ちょっとした回帰分析ができるだけでも、データによる説得力が増します。
統計学って、三角関数とか行列が理解できないと、深く学べないんですよね。
そこからか~。
高校数学をみっちり勉強した人は、とても有利ですよ。
ということで、数学一つとってもためになるお話がありました。
「ゼロヒャク」、自分も学び直しが必要では?と、うすうす気づいている方に是非オススメします。




































































