EP62 日本のミュージシャンは楽器は上手いが歌唱力は微妙? | 「CAn」서울←→東京のストーリー

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안녕하시안~

日韓の芸能の経験や自分が感じたものを100エピソードの達成を目指して更新します。

 

  Live a life

このタイトルを見た方はイラっとするかもしれません。

日本でどれだけ素晴らしい歌唱力を持つ歌手がいると思う?あなた、日本の音楽を聴いてないでしょう?

 

と言われたらなんとも言うようがないかも知れません。

こちらはあくまでも、長い間日本で活動してきた自分の考え方や経験によるものですので参考にしていただければと思います。

 

歌唱力って何でしょう?

 

世界基準からすると

 

1>発声

まずは、歌に適切な声を出し方が重要なポイントになります。

人類は色んな声の出し方を試してきて地声から声楽のファルセトまでポップではあらゆる形をミックスした声の出し方が存在します。中世時代までは音響の悩みにより響きが大きく変換の早いファルセトを好んできたが、マイクやスピーカーの発達により地声による個性を重要に考えるようになりました。

その中で大事にされるのが、よい響きと自然さ、また何十曲でも歌える継続性が求められてきました。

また音域を広げながらも各音域を自由に出すことも大事な能力になります。

発声はそれを可能にする声の出し方をトレーニングにより身に着けることで、歌手らしい歌い方になっていきます。

 

2>リズム感、音程感

歌のメロディーは大きく音程とリズムで構成され、それをどれだけ正確に表現できるかが大事になりますが、こちらも沢山の歌を歌うことだけではなく特集なトレーニングをすることにより自然に正確なリズム感と音程感で歌えるようになります。

そのため歌手も鍵盤とリズム楽器くらいは勉強しなければならないです。

 

3>表現力

こちらはかなり難しいことでもあるが、声の出しかたや音量調整、息の使い方からトンの変化又楽器との合わせ方を適切に調整する能力が歌手には求められます。もちろん1と2が出来てる上での話だが、基本的に表現力というのは技術を意味することです。

前乗り、後乗りなどの使いかたからビブラートなどもこちらに含まれていて「心の持ち方」などの曖昧な表現は一番最後の段階にすぎません。

 

4>歌詞の理解

最終的には曲の内容を理解してからの技術と思考の組み合わせが歌唱力になりますが、1,2,3が出来てないと何にもならないと思います。 

 

5>個性

クラシックよりポップの世界でもっと大事にされることだが、最初無くしていた癖や習慣などをオリジナリティーを出すためうまく使うことになります。ですが最初は余計な癖を全部無くすため、童謡を歌ったりフラットな状態から変化していくことが一般的になります。悪い癖がついていると1,2,3、4すべてに問題が出るからです。

 

ですが、日本では海外と比べると1,2に時間をかけないことが多いかと思われます。

個性や表現力を大事にすることが多い気がしますが、日本語の特徴にもあるかもしれません。

 

英語の歌がPOPの共通語ですが、英語の場合口が閉まる発音が少なく伸ばしたりアメリカPOPの場合は多少発音を崩しても響きがよければ許される傾向があります。なのでポップを歌う人は基本的にはPOPソングの練習をする必要があります。

韓国でもこちらの教育は基本的にされています。

 

日本語の歌の難しさは口が閉まる発音が多く、「ん」と「つ」系の発音が高音にはかなり厳しく音量が減ったり表現が難しいことがあります。特に男性の音域ではもっと難しくなり、男性よりは女性のほうの発音がもっと綺麗に聞こえる傾向があります。

 

「歌姫」はあっても「歌王子」はありません。

 

日本語の歌が女性にもっと似合うという意味を示す表現かもしれません。

 

KPOPの場合アメリカのスタイルとかなりにていて、プロなら1~4までを基本的に大事にするがJPOPを聞くと意外と1,2が疑問に思う歌手もいます。

ですが、日本では楽器が上手い演奏者が沢山いて又編曲力でその足りなさがカバーされて完成同が上がっています。

 

自分が思うには、1~5が満たされた歌手と素晴らしい演奏や編曲が付くなら最高の音楽になるかとも思いますが。

POP音楽では正解もなく色んな方向での発展があると思うし、また国によって大事にされるポイントも差があるので音楽先進国ではどちらが優位とかはないかと思います。

 

日本で「弾き語り」との表現もあるように。弾き歌いじゃなく語りの表現を使うのは話すように歌詞を届けることを大事にする意味にも思われます。

 

韓国の伝統音楽パンソリ(판소리)では滝の下で修行をして滝の音にまけない声を出せることを「得音」(득음)というくらい発声を大事にしています。自分も学生の頃は得音をするためかなりの時間を使っていた時期があり実戦とレッスンを重ね日本ではリズムや個性について意識してきました。

 

身体的な特徴やメリットも多少の差がありますが確かなのは世界に通じる音楽のためには歌手の1~5の能力はかなり大事かと思います。

 

正解のないのがPOPの世界ですが、世界では正解があるほど存在することが一番難しいところでもあるかと思います。

 

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