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国鉄の経営悪化で工事が中止され未成線となった国鉄智頭線を1994年に第3セクターの智頭急行が開業。
智頭鉄道を経由して京都駅〜倉吉駅間を結ぶ特急"スーパーはくと"用の特急用車両として1994年にHOT7000系が登場しました。
※HOTは兵庫県、岡山県、鳥取県の頭文字。
ステンレス車体の流線形状の先頭車が特徴で最高速度は130キロ、制御自然振り子機構を備え現在も活躍しています。
HOT7000系はマイクロエースとKATOから製品化されています。
どちらも良い製品ですが気になるところを見比べてみたいと思います。
※以下、個人的な感想です。
前照灯はマイクロエースがシールドビームでKATOはLEDの仕様になっています。
●先頭部。
奥/KATO、手前/マイクロエース
先頭形状はマイクロエースの方がスマートな感じがします。
マイクロエースの乗務員扉の窓はアルミフレームが表現され車体色のブルーやピンクの色合いにメリハリがありロゴもしっかり印刷されていてワイパーも可動部から伸びています。
アンテナはグレーでしたがブルーに塗り替えました。
●運転室。
左/KATO、右/マイクロエース
運転室の様子も異なりますがどっちが正解?😅
●屋根上機器。
上/KATO、下/マイクロエース
KATOは全体的に明るめでクーラーやベンチレーターが塗り分けされています。
●連結面。
左/KATO、右/マイクロエース
連結面のディテールはマイクロエースが細かく転落防止幌が設置されています。
KATOはスッキリした印象です。
●台車。
上/KATO、下/マイクロエース
マイクロエースは全体的に繊細で速発ケーブルがモールドされています。
KATOは彫りが深い感じでカーブでの制御自然振り子を再現する為の傾斜機能があります。
●側窓。
上KATO、下/マイクロエース
マイクロエースはお家芸の枕カバーが見えます。
窓柱はガラスパーツ側に再現されて自然な連続窓になっています。
KATOのハーフミラー仕様はオプションの室内灯を取り付けて点灯させると車内のシートが見えるようになります。
上/通常時、下/室内灯点灯時
カーブ通過時、台車の振り子機能が働き車体が傾斜します。
マイクロエースの車両が通過してからKATOの車両がSカーブを通過します。
以前記事にした885系に比べて構造が改善されたようでカーブ通過時の傾きが浅くしなやかな動きになりました。
個人的には885系のような傾き方をする方が模型的には楽しいと思います。(笑)
各メーカーのHOT7000系を見比べてお互いの長所短所はありますがマイクロエースはディテールの作り込み、KATOはギミックが素晴らしいです。
マイクロエースからは貫通型先頭車のHOT7020型がありますがKATOからは製品化されていないので製品化が楽しみです。