汗をかいたまま仕舞い込んでいた浴衣の黄バミ | 京都・氏政クリーニングのシミ抜きブログ

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2017年より父の後を継ぎ取締役をしています、息子の氏政 保裕です。
不慮の事故で亡くなった父に代わり、まだまだ未熟ではありますが若さで氏政クリーニングをもっと繁栄させていこうと思います!

7年位前から弊社本店をご利用頂いている40歳前後の奥様からのご依頼です。


『“祇園祭に行く、” って、娘が言うので、タンスから出してみたら、コレ、! もうビックリして、、、! 柄が茶色くなって、、、!』


受付スタッフ、『白場の柄が黄ばんでますね、、、それも、ほとんどみんな同じように黄ばんでますね、、、』


お客様、『白くなりますか、?』


受付スタッフ、『洗ってから仕舞われてますよね、?』


お客様、『いえ、去年は一回しか着てないし、、、見る限りシミとか汚れも無かったし、、、洗わずにそのまま仕舞ってました。』


受付スタッフ、『それだったら汗による黄バミかなあ、?』


お客様、『汗ですか、?』


受付スタッフ、『汗は乾いたら見えないし、分からないし、、、それで、そのまま仕舞われるお客様、多いですよ、着ようと思って出して見て、ビックリされます、、、、』


お客様、『私もそのパターンかなあ、?』


受付スタッフ、『コレは弊社の社長に見せて取れるかどうか判断して貰いますので、、、とりあえずお預かりさせて頂いてよろしいですか、?』


お客様、『お願いします。』


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前 左肩 (シミ抜き前と後)


今回の事例は、写真以外の部分でも、多くの白場が黄ばんでいます。


お客様と受付スタッフとのやりとりでもお分かりの通りで、汗をかいたまま仕舞い込んだことが黄バミの大きな原因と思われます。


汗による黄バミ落としは漂白処理以外に方法はありませんが、白場部分を一つ一つ部分的に漂白処理をすることは不可能です。


そこで、色柄を傷めない酸素系漂白剤の水溶液につけ込んで漂白処理する以外に方法はありません。


もちろん、色落ちや移染の恐れが無いか、事前のテストが重要です。


昨今の浴衣地は、インクジェットで浴衣を染めると言うよりは印刷していると言った方が良い、劣悪な染色の浴衣も多く出回っています。


浴衣の丸洗い(水洗い)、シミ抜きは、近年クリーニング業界でのトラブルも多いようです。


   

胴回り (シミ抜き前と後)


事前にキッチリとテストをし、どのような染色が施されているかを見極めれば、そんなにリスクのあるシミ抜きでもありません。

後日引き取りに来られ、


受付スタッフ、『柄が白く蘇ってますよ、』


お客様、『良かった、! どうしようかと思った、! 今から新しい浴衣を買うのもねえ、、、』


受付スタッフ、『娘さんに着て貰えますね、、、今年は祇園祭、前祭と後祭があるし、、、後祭りに間に合いましたねえ、、、』

お客様、『本当に、ありがとうございます。 娘が気に入ってる浴衣なんで、、、』

(前祭 巡行)にて

前祭(さきまつり) 宵山行事:7月14日~16日 巡行:7月17日

後祭(あとまつり) 宵山行事:7月21日~23日 巡行:7月24日

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