ドキュメント パナソニック人事抗争史 (講談社+α文庫)/講談社
¥680
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とても面白かったです。

もちろん、連結で20万人単位の企業の全貌を描き切れてはいないと思います。

20万人の人間がいれば、同じことを扱うにあたっても20万通りのとらえ方や考え方がありますからね・・・。

でも、少なくとも著者の方が昔の幹部の方々などにインタビューをしていく中で浮かびあがってきた姿は、一定以上の事実を反映しているのではと。

個人的には、もしMCAの株を手放さずに戦略的に活用できていれば、利益や時価総額でトヨタ自動車に引けを取らないくらいの企業規模になっていたのではないかと想像して、残念でなりません・・・。



セブンの鈴木さんの件や去年の大塚家具のことでガバナンス論が盛り上がっていますが、やはり経営トップが決められるプロセスは透明であるべきなのでしょうね。

そして、創業者が存命のうちに創業者自身が、トップが選定されるプロセスの構築と、会社と創業家の関係性についてきっちり決めておくべきなんだろうなと。

パナソニックについて言えば、幸之助さんが創業家が経営に干渉できない一線をしっかりと決めていれば、きっとその後長く続いてしまった停滞の時代は来なかった気がします。

まあそれを今の時点で言うのは簡単ですが、90年代の日本でできたかと言ったら、恐らくとんでもなく難しいことだったのだろうと思いますが・・・。


いろいろなことを考えさせられ、とても勉強になった1冊でした。






タックスへイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)/幻冬舎
¥832
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パナマ文書が最初に盛り上がりを見せた際、それに合わせて打たれた日経新聞の広告に影響されて買いました(笑)

でも、内容が想像を遥かに超えた面白さで、寝る前に読み始めたところ、何年かぶりに完徹して読み切ってしまいましたね(・・;)

シンガポールに是非一度行ってみたくなりました!





世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)/文藝春秋
¥994
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先に、映画マネー・ショートを観てから、原作である本書を買いました。

これまで自分の中で、リーマンショックは

「短期流動性が枯渇して、金融システム全体が揺らいだ」

という認識で片づけてしまっていましたが、それを引き起こしたバブルの大きさについては大して考えたことがありませんでしたね。。。

2000年代のアメリカ住宅バブルがいかに大きく、狂騒の中にあったかということが、これでもかというくらい書かれていて、とてもよく認識できた気がします。

2016年の今現在、いまだに各国の中央銀行が当時の救済に端を発する緩和策から抜けきれていないことと連動して、なんだかリーマンショックがようやく腹落ちした感覚です(><;)



個人的には、映画では描写されなかった本書の最終章、著者とジョン・グッドフレンドの会合を是非とも映像で見たかったですが・・・

まあ映像化できなかった理由があるのでしょう。

恥ずかしながら、上場している(していた)投資銀行の源流が、1981年にグッドフレンドがソロモン・ブラザーズを合資会社から株式会社にし上場させたことにあったということを、この本を読んで初めて知りました。

当たり前ですが、自分が自分でする取引に対して無限責任を負うのであれば、投資銀行が自己勘定取引でかけるレバレッジはあまり大きくならなかったと思います。

そういう意味では、リスクの最終引受先をパートナーである自分達から一般の株主に転嫁させたグッドフレンドのその行動は、本当に革命的だったのだなと感じました。

そこから20数年をかけて

「いくらレバレッジをかけて金融経済を膨らませても、結局それは将来的な経済価値の先食いに過ぎない」

と気付くわけですが・・・。

それでも、「簡単にレバレッジが効く」という金融の機能を多くの人が実感を伴って認識できたことには、価値があるのではないかと思いました。

次に来る何かしらのバブル(いつだって、もう何かのバブルの渦中にいる可能性はあるわけですが)の際には、是非ともうまく乗りこなして、勝ち組側に回りたいものです。。。







情熱の仕事学 成毛眞 早稲田大学ビジネススクール厳選8講/日経BP社
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早稲田大学ビジネススクールで成毛さんが担当する講義を、書き起こしたものです。

様々な分野の経営者の方を招いて講義をしてもらうという形なのですが、それぞれの経営者の方の著作やインタビューなどで語られていない内容が割と多かった気がします。

やはりどんな分野であれ未知の領域を開拓するのは情熱であり、折れない心ですね。

突破するまで死に物狂いでのたうちまわることが出来るかどうかがカギだなと、あらためて気付かされました。