ただ今妊娠3カ月目のういです
不妊治療歴約2年、
採卵4回目/移植4回目で初陽性。
2020年11月末に
晴れて不妊クリニックを卒業しました。
このブログでは、これまでの不妊治療から
現在の妊娠について記録しています。
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この記事では全般的に「出生前診断」について言及します。
人の数だけ考えがある神経質な話題です。
ここで出生前診断の是非について議論するつもりはありません。
ご覧になる方は自己責任の上でお願いいたします。
10w6dの先日、ネット予約していた認可施設「S大学病院」へNIPTを受けに行ってきました。
おおまかな流れは以下のとおり
全部で1時間半程度の滞在でした。
初診受付(診察券作成など)が意外と手間取るので、遺伝カウンセリング予約時間の15~20分前には到着するといいと思います。
検査当日を終えた今、率直な感想としては 非常に満足度が高い と感じています。
同じ病院でNIPTを受けた人の中には、否定的な意見も散見されましたが、私個人としては「これぞ認可施設」というべき、安定した品質のカウンセリングを提供いただけたと感じました。
丁寧なカウンセリングが最大のメリット
出生前診断や、遺伝子疾患などについては事前に調べてある程度はわかっていました。
また、予約時に案内される動画は夫婦で視聴済みでした。
ですが、やはり一素人が自分で調べられる内容には限界があるもの…
また30分程度の動画では、必要最低限の情報しか網羅されていないのもわかる話です。
カウンセリングでは、動画にある基本情報をベースに、より専門的な部分を図解を交えながらわかりやすく解説してもらいました。
たとえば「人の染色体とは何なのか?」というところから、21・18・13トリソミーがどのようにして発生するのかのしくみ。
その他の遺伝子疾患(性染色体異常・転座等)について等。
NIPTの調べ方や異常がわかる背景……。
夫曰く、丁寧すぎるくらい丁寧に説明してくださいました。
途中途中で質問を挟んでも、専門的な回答を素人でもわかるように噛み砕いて説明くださるので、わかる範囲はすべて理解し納得したうえで、検査を受けるか決められるのが認可施設最大の利点だと思いました。
不妊治療同様、私は性格上" 納得したうえで進めたい "人間なので、ニーズにぴったりマッチしていました
逆にいえば…。
不妊治療などで医師主導で進めてもらっていた(その方が都合がよい)タイプの方や、白黒だけハッキリさせたいといった方の場合は無認可施設でも良いのかな?という印象です
認可施設「S大病院」のポイント
S大病院のNIPTのポイントをざっくりまとめてみました。
受検時期:9w以降
予約時期:8w以降
診断項目:21・18・13トリソミー
費用:159,000円(税込)
最低来院回数:2回(夫婦推奨)
結果受診まで:約1~2週間
確定羊水検査:無料
受検時期は10~11w以降が多いところ、9wから受けられるのは大きなメリットです。
ただネット予約が争奪戦なので、私のように、10w以降でやっと受けられるといったケースも少なくなさそうですが…
診断項目は認可施設全体で統一の「21・18・13トリソミー」の3種のみ。
染色体疾患の約7割に相当する部分が対象です。
(引用:GeneTech)
性染色体異常では、一概にはいえませんが全般的に障害の程度は軽いことが多いこと。
その他の染色体疾患は本当に幅が広く、転座のように日常生活に支障ないものから、重度なものもあるということ…を教わりました。
認可施設では3つの主要トリソミーのみの診断が絶対ですので、それ以外もすべて知りたい人は必然的に無認可で受ける以外選択肢はないと思われます。
くわえて性別は公表されないというのも前提です。
性別は今後の妊婦健診のお楽しみ、ですね
費用は認可施設だと全般的にお高めの傾向にありますが、S大病院はその中でも比較的お値打ちな部類だと思います
16万円でお釣りがきます
結果受診は最短で8日後から!
私の場合、平日15時半枠と16時枠から選択できました。
夫婦のスケジュールの都合上、12日後に結果受診することになりました。
私がNIPTにこだわる理由
ここからは非常に私的なお話になりますので、ご注意ください。
私が出生前診断にこだわる理由は、出産時に35歳という年齢にかかるからということや、漠然とした不安。
障害を持った子を育てられるか自信がない…等が理由ではありますが、この気持ちを抱くようになったきっかけには、実は友人の存在があります。
私には、今年出産したばかりの同い年の女友達がいます。
そしてその子の子どもは、ダウン症(21トリソミー)です。
その子も体外受精で妊娠しました。
出生前診断については、調べているうち受検可能時期を過ぎてしまい、受けられなかったということでした(なんともこの子らしい…)。
とはいえ、35歳ではダウン症の確率はまだまだ低い(1/385)です。
まさか自分が当たることはないだろう、と考えるのも、おかしくない話だと思います。
友達の場合、妊娠中まず最初に判明したのは合併症の「心疾患」でした。
ダウン症の3~4割にみられるもっとも多い合併症のひとつです。
そこでNICUのある大型病院へ転院。
出産後間もなく手術を要するレベルでした。
ダウン症と判明したのは、産まれてからでした。
私の知る彼女は底なしに明るく、何でも笑い飛ばしながら乗り越えてきた子でした。
そんな彼女が、あれほどまでに憔悴した姿を初めて見たときは、胸がキュッ…となりました。
あれから1年弱、赤ちゃんは、私の知る限り3、4回の手術を受けています。
心臓以外にも色んな問題が出て、そのたび彼女は頑張って、強い母であり続けています。
送られてくる赤ちゃんの動画を見るたび、本当にかわいくて、癒されます
障害の有無なんて関係ない、端から見れば、赤ちゃんはみな平等に可愛くて、ふにふにで、癒しの存在です。
でも…。
その子を懸命に、それこそ自分の身を削って育てている友達にとっては、そんな薄っぺらい言葉では語り尽くせないものがあるはずです。
出生前診断を受けるか、受けないか。
陽性とわかった上で産むか、産まないか。
どちらを選んでも、選んだ答えが、夫婦にとっての正解だとは思います。
でも、どちらも相応の覚悟を持って決めるべき問題なのかな…と。
「何とかなるでしょ」というスタンスでは済まない現実を、身近で見ているからこそ、出生前診断にあたっては夫婦で納得いくまで話し合って欲しいと思いました。
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