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UIPJ活動報告

UIPJは、国際平和について、意見交換を行う場を提供することを目的に、宇都宮大学の学生が中心となり設立しました。
研究会についての詳しい内容は、研究会設立目的(https://ameblo.jp/uipj/entry-12376385154.html)をご覧ください。

 こんにちは、UIPJ2020の菊地です。

 

 先日のイベントへのご参加、並びに学生研究に関するアンケートへのご協力してくださいました皆様、ありがとうございました。遅ればせながら、アンケート内のクイズに関する回答を以下に記載いたしますので、ぜひご参照ください。

 

◇回答

(1)子ども兵のほとんどは少年であり、少女が徴兵されるケースは10%以下である。   〔×〕

 

(2)国際法上、15歳未満の子どもを徴兵したり敵対行為に参加させたりすることに対する規定・規則がないため、子ども兵が多数生じることにつながっている。   〔×〕

 

(3)子ども兵士の数が最大の地域はアフリカではなく、中東地域である。   〔×〕

 

◇解説

*「1949年ジュネーヴ条約の第一、第二追加議定書」(1978年発効)には、国家及び国内の武装勢力による子ども兵士の徴募や戦闘参加の年齢制限が定められ、基本的に15歳未満の子ども兵士の徴募・利用は禁止とされています(それぞれ第 77 条 2 項、 第 4 条 3 項(c))。 1990年に発効した「児童の権利条約」(子どもの権利条約とも呼ばれる)は、紛争時のみならず広範に子どもの権利を規定した条約であり、この条約でも子ども兵士禁止の年齢は原則15歳未満となっています(第 38 条 2 項)。

 

*子ども兵士は、外見で大人との区別がつかない場合も多く、その数を正確に把握することは困難であり、世界で約30万人にも上るといわれています。2020年に発表された最新の国連事務総長報告書では、アフリカ地域で5,020人、中東地域で1,617人、その他の地域で372人の計7,009人の子ども兵が確認されたことが明らかにされました。そのうち少女の数は862人で、全体の13%に上ります。少年・少女が子ども兵士として徴兵される際には、戦闘員として以外にも、非戦闘員として性奴隷やコック、スパイなど役割を任されることも多くあり、少女が子ども兵士として徴兵されることは少なくありません。

 

参考資料

Report of the Secretary-General, 9 June 2020, Children and armed conflict, A/74/845–S/2020/525

https://www.securitycouncilreport.org/atf/cf/%7B65BFCF9B-6D27-4E9C-8CD3-CF6E4FF96FF9%7D/S_2020_525_E.pdf