【有楽町駅前火災】帰宅できず「とにかく眠りたい」…新大阪や博多にも列車ホテル

JR名古屋駅で列車ホテルとなった新幹線で休む乗客=4日午前0時45分
東京・JR有楽町駅近くの火災で東海道新幹線が5時間余り運転を見合わせた影響で、JR東海とJR西日本は帰宅できなかった乗客のため、4日朝にかけ東京、名古屋、新大阪、博多の各駅で16両編成の新幹線計6本を「列車ホテル」として開放した。
博多駅では4日午前0時すぎ、列車ホテル用の新幹線がホームに入り、スーツケースを手にした乗客らが駅員から毛布やパンを次々受け取り、車内に入った。
京都旅行から帰る途中の佐賀県唐津市の女性会社員(48)は「いったん駅を出てホテルを探したが見つからなかった。やっと寝る場所が見つかって良かった。とにかく眠りたい」と疲れた表情で話した。
東京駅の新幹線ホームでは4日午前0時半すぎ、終夜営業となった売店で乗客らが軽食などを買い、車両に,ORMT。母親と大阪市内などを観光してきた埼玉県戸田市の小学1年、松橋美乃莉さん(7)は「列車を待っていて疲れてしまった。新幹線の中では眠れないかも」と不安そうだった。