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トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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大きな収穫!!学美の撤収作業【2月26日・日曜日】

 二四日から三日間、とりぎん文化会館で催された学美(在日朝鮮学生美術展)・鳥取展の最終日、閉館時間が過ぎても何人かは熱心にメモを取りながら作品を鑑賞していた。そんなさなか宅配業者への荷物の引き渡しもあって、撤収作業が始まった。

まずは、ホッチキスで壁止めした絵画をはがす作業だ。ペンチで四隅の針を抜くのだが、食い込んだ針は取れにくく四苦八苦した。


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 一方では、ベニヤのキャンパスに描かれた作品を下ろしていた。何枚かのべニヤを繋ぎ合わした大作は搬出用の箱に入る様に分解しなければならない。電動ドリルの音が館内に響き渡っていた。

 学美展は、昨年九月の神戸展を皮切りに、福岡、広島、京都、大阪、東京、千葉、神奈川、愛知を巡回して催されてきた。鳥取は一〇か所目。三月八日からの最終地、北海道展に引き継がれる。

 広い会場に展示された作品は五〇〇点にのぼる。

 前日、夕食を共にした実行委員のメンバーが作業に取り組んでいた。比較的高齢者が多い。大きくて、重いものは鳥取大の学生がすすんで担っていた。

 二〇〇九年から始まった、山陰地域での展示会は、今回で一〇回目、撤収作業もなれたものだ。作業に必要なペンチやハンマー、電動ドリル、ガムテープに梱包用の紐などが、専用のケースに収められていた。

 連れ合いが、fbに書いたように「指示されるわけでもなく、ただ黙々と仕事を見つけて、動く人々。こういう日本の方々にウリハッキョは支えられている」ことを実感したひと時でもあった。

 大作は、上下、左右を合わせて、ブルーシートやプチプチシートにくるみ、それを箱詰めする。

 撤収されていく作品を食い入るように見つめつづける女性がいた。「作業員」ではなく観覧者だ。すでに作品のタイトルははがされている。

私・「タイトルも分からないのに…」

女性・「いいんですよ。想像力を膨らませて…」

 梱包される作品を追いかけていた。


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 壁からおろした絵画は、数を確認して学年別にビニール袋に入れる。そのビニール袋には〇学年・〇点の指示書が貼られている。「変形」は別梱包だとも。

大作を入れる箱には、名刺の三分の一大の作品の写真が貼り付けてある。シートにもだ。各学校の先生が学美の展示のための搬出・搬入を丁重に行っていることがうかがえた。

九つの大きな荷物は、次の開催地の札幌に向けて旅立って行。鳥取展の実行委員の方が、北海道展の搬入・展示を手伝うため札幌に出向くと、「それでようやく責任が果たせるので…」と、嬉々として言っていた。


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この日、私が行ったことといえば、低い所の絵画の回収と、梱包用の箱に貼られた作品を会場から集めたのと、ウリマルで書かれた「指示書」の翻訳ぐらい、とても役に立てとは言えない。しかし、撤収の三時間余りは、本当に楽しかった。朝鮮学校が休校して久しいこの地にも、ウリハッキョに思いを寄せる人がたくさんいるということ知った、それは大きな収穫だった。

帰り際、「来年は島根です。またおいしいお酒吞みましょう」と誘ってくれた。来年は島根です。今度は撤収ではなく、搬入のお邪魔に行きますか、秘かにそんなことを思っている。**