その11・百倍広い運動場での体育の授業 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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百倍広い運動場での体育の授業
【9月7日金曜日】
 仕事先に向かう前、東京中高に行った。東京チェサムの仮校になった後、東京中高に寄るのが、習慣になりつつある。
 仮校になっている、校門右側の校の三階に直行、二階にさしかかると、童のざわざわ感がわってくる。

 授業中だ。校長室のドアが閉まっている。ゆっくり歩きながら、窓越しに室をのぞく。四年生の室はもぬけの、六年生は担任の夫先生ではなく、工講師の張先生が童に取りまれていた。工室がなく、授業は各室で行うことになったという、張先生の言葉が思い出された。

 もしかしたら、四年生は体育の時間? 急ぎ運動場に向かう。夫先生の合童たちが人工芝を一に走っていく。五〇トル走? テニスコト二つ分ほどの東京チェサムの運動場ではできなかったことだ。息を切らして、ってくる童を夫先生はハイタッチで迎えていた。


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 少し雨がぱらつき始めた。鬼ごっこがはじまる。夫先生の「いので…」というが聞こえる。ゴル門の前の白線の中と決めたようだが、それでもい。童の元歓声しそうだ。

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 始業式の時、校から多目的ホルに向かう童に「運動場は?」と、をかけると「一〇〇い」という答えが戻ってきた。東京チェサムの運動場はく、運動はこの東京中高で行なっている。分、体育の時間は運動会気分? そんなことを勝手に思いながら、急ぎ仕事先に向かった。


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 東京朝鮮文化会館のロビーでは、翌日の共和国創建70周年慶祝大会のための機材が運び込まれていた。

*加筆して9月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』51号に掲載します。