「危険な」暑さの中での試合
【8月3日・金曜日 】
この日も朝から暑かった。。仕事の合間に、ヘバラギカップ(在日本朝鮮初級学校学生中央バスケットボール大会)が催されている東京中高に立ち寄った。

ロビーに貼り出された前日の戦績表を確認、新人戦で優勝した、母校の東京第三の優勝に期待を高める。二階の客席へ。暑い、蒸している。右側のコートで試合が行われていたが、人はまばらだ。第九初級の鄭校長がラフな格好で座っていた。目が合うと、「『風景』50号チュカハムニダ」。運動場ではサッカーの試合が行われていたが、余りの暑さにスタンドまで行く気力がそがれた。
冷房がギンギンに入っているという多目的ホールに向かう。群馬から孫の応援に来た、同級生の廉トンムと安トンムが、冷房が入っているというのに、孫をうちわであおいでいる。二人はサドン(姻戚だ)。
「昨日、負けちゃって…」
「いや、今日は勝ったよ。バンバン点数を入れて…」
孫が群馬のバスケ部の主将だ。機嫌がいい。
「50号の記念バッジ、帽子に着けているから」と、帽子を見せてくれた。嬉しい。

仕事に戻ろうと、多目的ホールを出ると、、東京第三のオモニ会がかき氷を売っていた。スマホを向けると、Vサインだ。その写真をフェイスブックにアップすると、「…Vサインチョ(私)ですよ(笑)横顔がやる気なくてミアナンミダ! 明後日お待ちしてます」とのコメント。二日後は、東京第三の校舎お別れ会を兼ねたバザーとフェスタだ。
二学期から仮校舎に通学してくるという東京第三の児童たちを思い先輩たちが校門の傍に種をまいた、ヘバラギ(ひまわり)がすでに咲いていた。この暑さで成長が早まってしまったのかも…。
各地で四〇℃に迫る「危険な」暑さを記録した、そんな日だった。

*加筆して、9月に刊行する『風景』51号に掲載します。