【8月26日・土曜日】
栃木朝鮮初中級学校・納涼会でのベストショット5。
その1・児童連合vsトマペン
広い運動場では安英学さんがjunistarサッカースクールのコーチたちと一緒に、ちびっ子たちとボールを蹴っている。栃木だけではなく、茨城朝高学区のウリハッセンたちが混じっている。
その運動場の一角から「トマペンチャバッタ(捕まえた)」の声だ。「トマペンってなあに?」と話しかけると、「トカゲ イムニダ(です)」と、少し偉ぶった声が戻ってきた。

「切れる!」。トカゲのしっぽが切れそうだ。手には小さなカエルが何匹も載っていた。
白いTシャツには群馬初中のネームが。四年生、五年生が地元の栃木のハッセンと仲良く交わって、トマペンとカエルを追っていた。
その2・若者ここにあり
体育館の傍で炭の火おこしして汗びっしょりになっていた。教室の中では元気すぎるちびっ子たちに追い回されていた。外ではプール遊びをする二人の男児に水をかけられそうになって逃げまわっていた。
地元の青年同盟と先生、夏休中の朝大生、朝高生たちだ。栃木の若者ここにありだ。

その3・広い運動場を独占
体育館での金剛山歌劇団の李華仙による舞踊教室も終わり、校舎の前の広場ではいよいよ納涼会が始まろうとしている。運動場では撮影会? サッカーボールを蹴る姿を一枚、ボールを追っている姿を一枚、ボールを持った姿も一枚、撮った写真を確認してもう一枚…。広い運動場を独り占めだ。

その4・優しく? ケツバット
安英学さんと李華仙さんを紹介しながら、「私もサッカー選手に!」、「私も舞踊家に!」、「夢は成し遂げられる」と叫んでいた司会者がいた。サンタルギの里からやってきたという輩はお腹の出っ張りが目立っていた。「オモニ会子育てアドバイザー」として登場したオモニ会の会長は参加者の注目を浴びていた。それに「私たちは勝つ」と一言あいさつした民族教育対策委員会委員長の一言や、隣に座った朝大の後輩の「ハッキョは守りぬく」との言葉も心に響いた。

連れ合いを「ケツバット」した優しい女性の表情に心和んだ。三人の男性が目隠しをして女性の手を握り、連れ合いを当てるというゲーム。「新婚さんは当てられるのでは?」、「長く一緒に暮らしていたのだから…」。そんな期待は見事に裏切られ、それで罰ゲームでケツバットだ。ブルーのTシャツを着た男性はしきりに「ミアナムニダ」、青のバットを持った女性は、思いっきりと思ったが、やさしくなでるように一発。仲の良さを垣間見ることができる一瞬だった。
その5・女子はドーナツです。

茨城朝高の学区、セッピョル学園の児童・生徒たちが一緒に七輪を囲んだ。煙をよけるようにして、よく食べていた。
大きな箱がはこばれると、それに群がる。ご飯が入った器を持ったまま駆けつける子も。
色とりどりのドーナツだ。焼肉も好きだが、ドーナツにも目がないようだ。(この項、金日宇)
■同行した金淑子のツーショット
栃木ハッキョの納涼祭に行って来ました。東北、群馬、茨城からも生徒や先生が集いました。
締めくくりは、同胞たちも集まって恒例の焼き肉。去年まで朝大職員だった朝青委員長がヒーローのコスチュームを着て、ハッセンたちの笑いをさらっていました。

サッカーボールを追いかける、舞踊の動作をするハッセンたちの真剣な姿を見ながら、生徒数の少ないハッキョに子どもを送る保護者や地域の大御所たちの話を聞きながら、ハッキョと地域の同胞社会について色々考えさせられました。

ハッキョあっての同胞社会、次の世代にもトンポトンネをという熱い思い、しっかりと心に刻まなくてはと思いました。
*加筆して九月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』45号に掲載します。