東京第三運動会・学父母の笑顔 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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東京第三運動会・学父母の笑顔
【5月28日・日曜日】
 母校の東京第三初級、東京中高の運動場を借りての運動会だ。校門を入るなり、入場行進の音楽だ。慌てて運動場に向かった。六、五、四、三、二年生につづき、名前が書かれたプラカードを高く掲げ、一年生が間隔をあけて一人ずつ行進をはじめる。誰が学父母なのか、祖父母なのか、甥、姪を応援しに来た卒業生なのかすぐわかる。名前を叫び、スマホを向け、大きく手を振るからだ。
 「勉強も運動も一生懸命…」、「お大きな声で歌う…」、「友だちの手助けを…」、「動物好きな…」、「誰よりも楽しそうに遊ぶ…」、「礼儀正しい…」、「休み時間になると運動場にかけていく…」、「学級のリーダー…」。

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 「いつも活発で…親切な保育士になる」というアナウンスと共に通り過ぎていく、キムトンムの姿をスマホで追う男性がいた。最後を歩く青の帽子をかぶったリョムトンムには、「いつも笑顔で、電車の絵が上手…大きくなったら電車の運転手になる」というアナウンスが流れた。
 将来の希望は、サッカーや野球の選手が多く、花屋さん、ピアノの先生、保育士、菓子職人などにまじって、「早く大きくなってオンマを守るヒーローになる」との紹介には笑いがもれた。
 学父母、祖父母も一緒にみんなで「人民保健体操」が終わると、以前教務主任を務め、今年度校長として赴任してきた康先生があいさつ。朝礼台から降りて、学父母に向かって「日本学校に送るか否か、葛藤をしながらもウリハッキョに送ってくれた学父母に感謝…」の一言には大きな拍手が送られた。
学年別の徒競走にはじまり障害物競走、保護者と一緒にお腹で風船を割る競技は笑えた。なかなか割れないと競技をアシストしている高学年の児童が針かなんかでつついて割っているようだ。

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 保護者と地域同胞が後ろ向きに走る「気をつけて」は、笑いが絶えなかった。勢い余って転倒したり、横に大きくそれたり…。アボジもオモニも、そして高齢の祖父母たちも楽しんでいた。東京第三の卒業生なのだろう、たくさんの朝中生たちも参加していた。この笑顔がウリハッキョを支える源なのであろう。

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  仮面をかぶりマントを羽織ってうずくまる児童たちの中から息子、娘を一探し出し、おんぶや、抱っこをしてゴールを目指す「私はどこだ? 早く探してください」では、新入生の保護者が張り切っていた。今年は十組、例年より少ないのが寂しかった。
 午前の競技が終わり、オモニ会の売店をのぞくと、高学年用の跳び箱購入の募金箱が置かれていた。何年か前、オモニ会がベルマークを集め購入した低学年用の跳び箱に喜んでいた児童の姿が思い出された。
 教育機材は値が張る。休校になった日本の学校に交渉を試みようとしたがままならなかったようだ。地のウリハッキョからと思ったが、四〇キロ、運ぶのも大変だ。

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 運動会のプログラムでは、「二〇一八年度新入生募集!」のページが目を引いた。「入学前のオリニのオモニ、アボジ、わからないこと、心配なこと、相談したいこと…入学前にウリハッキョのこと、チェックしてください」とホームページを紹介、見開きのもう一方のページには「二〇一七年度の学校の目標」、少年団活動の模範校を目指すようだ。東京第三のキャラクター、チェサミとミレを中心に、「確かな学力」、「礼儀・道徳・民族の風習を学び守る」、「ウリマルで楽しくコミュニケーション」、「協調性・助け合い」、「問題解決への思考と行動力」、「ウリマル、ウリハッキョ、ウリトンムそして私たちのルーツを大切に」、「健やかで健全な心と体」など、七つの具体的課題が書かれていた。
新年度、教職員のやる気が伝わってきた。

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 日曜日だというのに、東京中高の校内のあちらこちらからは、楽器を奏でる音や、歌声が聞こえた。文化祭や合同チャリティー演奏会が迫っているようだ。

*再整理して、『朝鮮な学校のある風景』44号に載せます。