【4月25日・火曜日】
女性同盟結成七〇周年を記念し催された「芸術クラブ競演大会」― 会場に入った瞬間、場違いなところに来てしまった、である。男性といえば、音響担当と数人だ。

声楽部門と舞踊・チャンダン部門の競演が、隣り合った二つの会場で催された。平日の午後、翌日にも記念公演が行われるというのもあって、出演者、イコール観覧者、地方から親戚知人が来るというので、会いに来たという人もいたようだ。

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審査員の紹介の前に、主催者の女性同盟の姜委員長が挨拶。芸術ソジョ(クラブ)は全国に二三〇余あり、三五〇〇余人が楽しみながら、仲睦まじい同胞社会に貢献している、今回、全国の予選を勝ちぬき、三四の種目に三五〇余人が参加する。最高齢は九二歳と…。「こんなこと女性同盟しかできないでしょ」との一言には大きな拍手がわいた。
二つの会場を行き来した。姫路支部の「チェカガンチュム」と京都府本部の中唱は、ひときわ大きな拍手が送られていた。競演大会は、一時半から四時まで行われたが、別件で一途中退席、最後までいられず残念だと思えるぐらいの熱演だった。大半がウリハッキョで歌をうたい、踊りを習った卒業生だ。まさに民族教育の賜物だといえよう。

出演が終わると、ロビーで衣装のまま思い思いの記念撮影。「力出し切った」、「いいわ、この高揚感…」、「いつかまた…」という声が聞こえた。

全員で一枚、ポーズを変えて一枚、指導した「先生」を中心に一枚、三人で一枚、そして自撮りも。皆が笑顔、満足気だ。「子どもの世話は」とか、「旅費は」とか、そんな心配事も吹っ飛んだようだ。開会式で姜委員長が今日のことは一〇年、二〇年後も語り継がれるでしょう」との言葉がよみがえった。**
再整理して、5月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』43号に載せます。