大人の歴史散策での素敵な出会い
【1月4日・月曜日】
第三回とのことだが、初参加だ。北千住と日暮里、谷中界隈のお寺巡りだ。参加者は、言葉通り老若男女一〇人、最年長はおそらく私で、最年少は大宮のウリハッキヨに通う五年生の女子児童。
「サムチョン!! キム・オッキュンて?」
主宰者の李創建さんの姪だ。どこに行っても「サムチョン!!」を呼ぶ、可愛いウリマルでの問いに、「シラギは신라…」。サムチョンは嬉しそうに応えていた。好奇心が強いようだ。金玉均の書が残る勝専寺や永久寺では、鐘の側面や墓石に刻まれた実筆に、経王寺では、戊辰戦争時の銃痕にデジカメを向けていた。 それに人なつっこい。ウリマルで声をかける人にはウリマルで、日本語で話しかける人には日本語で応えていた。 東京第九の先生とは、手をつないで歩いていた。なんとなく、心なごむシーンだ。学校が違ってもウリハッキョ[私たちの学校]のハッセン[児童]であり、ソンセンニム[先生]である。



朝鮮と日本の歴史に精通したガイド付きの贅沢な散策に大満足。それにウリハッキョの高校と小学校の先生と、へき地教育に携わる日本のN先生と一緒に昼食をとれたことは大きな収穫だった。ウリハッキョでも少人数化しているが、日本の学校でも「直面する問題」のようだ。N先生が教鞭をとっている学校は、小中合わせて二五人、クラブ活動はバトミントン部だけで、冬はスキーだと。ウリハッキョのように近隣の学校と一緒に野球やサッカーなど、集団競技に臨むことはあり得ないと言っていた。
別れ際、五年生のウリハッセンは、「アンニョンヒケシプシオ」と、大きな声であいさつしてくれた。