東京第6の引っ越しへ | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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721日・月曜日】
 早朝、fbで東京第6の引っ越しを知る。
「昨日(20)は引越し初日。アボジ、オモニは勿論、朝青愛校会や卒業生、大田同胞ヨロブン総勢70人以上の参加で目標160%1時間半も短縮し実行!マンパワーごつでした」、「本日最終日」
『風景』26号のページ割りをすませ、急ぎ学校に向ったが、着いたのは11時を過ぎていた。
運動場に並んだ何台もの大きな廃品回収車の荷台は満杯だ。旧校舎から新校舎の運動会に面した、1階の教員室に荷物が次々と運び込まれていた。その一群に混じって旧校舎へ。荷物が運び出された教室はガランとしていた。奥の廊下にだけ、段ボール箱や紐で縛られた本が積まれていた。教員室の荷物だ。
本や教材はずっしりとして重い。何度か旧校舎から新校舎を行き来した。窓越しに教員室をのぞくと、机の上にも床にも荷物がうず高く積まれていた。
私・「整理するのが…」
康校長・「段ボールに入れたままにしておいたので…」
4月に東京第2から赴任してきた康校長は、荷物を解かなかったので、移動は手間取らなかったと言っていたが、荷物の整理は手つかずのようだった。
清掃道具を買いに行って戻ってきた成先生が初めに発した一言は、「荷物の整理がたいへん」だった。
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 旧校舎の1年生の教室では、担任の文先生が黙々と後ろの壁に貼られた児童の作品をはがしていた。荷物はすべて運びだされ、ぽつんとピアノだけが残っていた。
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 旧校舎の2階から運動場に目をやると、搬入を待つロッカーと机を積んだ大型のトラックが止まっていた。まだまだやることは多いようだ。
 
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 ピアノが運び出されていた。6~7人がかりでようやく動かしていた。旧校舎の窓から「もう一台ありますが…」。下から「…グランドピアノはただでもっていってもらえるのだが…そのピアノは降ろさないと有料に…」、「下ろします」、「40代以下で…」
 旧校舎と運動場では、そんな言葉のキャッチボールが行われていた。
 「ピアノは無理…」と思い、旧校舎の1階入口に置かれていた、束ねた本を階段の下に移す作業に加わった。音がでないオルガン1台と、ピアノ2台が廃品回収車に積みこまれた。みるからに力仕事と、いった感じだ。
 教員室と校長室に挟まれたベッドが置かれた部屋で、3~4人の女子教師が、運び込まれたロッカーの置き場を話し合っていた。
 医務室を兼ねた女子更衣室になるようだ。
 「なぜ…奥の部屋のほうがいいのでは?」
 建設委員会の共同委員長の一人、洪さんが話しかけていた。前日までは、ここが男子更衣室になるはずだったようだ。
 女性の先生・「奥の部屋はクーラーが入っていないので…窓もないし…」
 洪委員長・「そこが男性の先生の更衣室に…臭くなりそう…」
 運動場に面した女子更衣室の窓には、早々と目隠しのシートが貼られていた。
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 ピアノの運搬が終わると、男性陣は運動場に集合。30代は、保護者であろう。20代のチョチョン(青年同盟員)や卒業生もいた。
「昼食が準備されています…午後は1時から…ロッカーと机を運び入れて…」
 引っ越しを終えたら、夜会のチラシのポスティングも予定されているようだ。
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昼食は、幼稚班の教室でだ。冷房がきいている。ブルーシートが敷かれていた。小さな椅子には、可愛らしい座布団が載ったままだ。引っ越しはこれからのようだ。初級部の児童は明日から新校舎に入るが、園児は夏休みまでここで過ごすとのことだ。
 金糸タマゴやキュウリ、海苔、長ネギを載せた朝鮮風の素麺だ。誰もが、ヤンニョンジャンをたっぷりかけていた。
 「キュウリなしで…」、「キュウリだめなんだ。それではキュウリをたっぷり目に…」、「ナンピョンだからといって特別扱いは…」。
 麺を器に盛るオモニたちの明るい声が心地よく響いた。
 「終業式は?」、「三日後です。その日にヤヨン(野営)に…」、「ヤヨンは○○だったな」、「一泊だった」、「少年団のヤヨン、懐かしいな…」。
みんなキャンプではなく、ヤヨンと言っている。ウリハッキョの卒業生だ。
 ジュネーブの話も出た。弁護士の李さんが「帰ってきましたよ」と、ジュネーブで開かれた自由権規約委員会に高校無償化の適用を訴えに行ったことを話していた。かれも保護者のようだ。
 教員室で荷物の整理をしていた先生たちが来た。
「キュウリは…」。先生の中にもキュウリが苦手な人がいた。同級生の娘だ。それでも児童たちには「好き嫌いはダメです」と、言っているのだろうか。そんなことを思いながら「アボジは元気?」と、声をかけた
 何の話をしても聞いても楽しい、そんな雰囲気だった。新校舎の完成、引っ越しがそうさせているのだろう。
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 食事を終えると、新校舎を背に座り、しばしの休息。蒸し暑い。汗が流れる。新校舎の前は、ぬかるんでいた。前日は夕方から豪雨に見舞われた。大雨の前に作業は終わったようだ。fbでの「目標160%1時間半も短縮…」が思い出された。
 「手がプリンプリンです」、「昨日、箸を握ろうとしたら…」
新校舎の前で、4~5人がタバコをふかしながら話していた。
「新校舎になったらタバコは…」、「校長もやめられそうもないし…ホープ好きの先生もいるし…」。そんな話も。
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  午後は、ロッカーと机の搬入から始まった。使い込んではないが、新品ではないようだ。午前中、運び込まれる大きなパテーションを見て、誰かが「うちの事務所で使っていた…」と話していた。
教員室の木目の机や、校長室に運び込んだ会議用の丸テーブルもそうだ。
 新校舎に入る。東京第2と同じように、体育館を兼ねた多目的ホールを中心に教室が並ぶ、機能的なつくりだ。違うのは、園児用の小さなトイレ、シャワーがあることだ。
新校舎に入ってくるオモニたちの誰もが教員室の荷物の多さに驚いていた。「通信簿(成績表)、間に合うのかしら…」と、心配するオモニも何人かいた。
 新校舎の2階では、オモニたちが午前から始めた図書の整理をつづけていた。「まず、アイウエオ順に並べて…」。そんな声が多目的ホールに響いていた。
 外では、バスケットボールのゴールを解体して大型トラックに載せる作業だ。新校舎には屋内体育館がある。子どもたちの成長を見守ってきたバスケのゴールも役割を終えたようだ。横に倒すと、想像以上に大きい。パイプとはいえ鉄だ。リングを支えるボードも思いのほか重かった。
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 灯油をポリタンクに移し替えて、運び出す作業も残っていた。それにチラシのポスティングもだ。
 2時が過ぎた。タイムアウトだ。『風景』の表紙と目次の最終確認をするために戻らなくてはならない。
 手伝いに行ったというより、見に行っただけだった。足手まといにはならなかったようだ。
電車のつり革を握る手がこわばっている。校庭で話していた「プリンプリン」とはこのことのようだ。時折、膝がガクリとした。
 週末の新校舎のお披露目と夜会が楽しみだ。それまで教員室は片付いているのだろうか…。