【4月21日・日曜日】東京第3での板橋同胞野遊会へ | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【4月21日・日曜日】東京第3での板橋同胞野遊会へ
 
寒の戻り。雨と時折、強い風が吹く、とにかく底冷えのする一日だった。地元の北区の野遊会は前々日に取りやめが告げられ、各地で予定されていた花見や野遊会は軒並み中止だ。
 開始30分前、しとしとと冷たい雨だ。東京第3の運動場での「板橋同胞野遊会」もまた、取りやめだと思ったが、フェイスブックでは「準備に着手」、「決行」、「全員集合」の文字が。学校に電話で問い合わせると、「やります」、「やってます」だ。2年担任の金先生だ。なぜか、笑っていた。 
運動場から急きょ3階の高学年の三つの教室をぶち抜いたいわゆる「臨時講堂」が、この日は「臨時宴会場」に変身していた。開始、30分遅れで会場に入ったが、やっぱりガラガラ、運動会で使うポールに掲げられた分会名だけがいやに目立っていた。
 10年余り前まで、世話になっていた上町分会のテーブルは埋まっていた。学校から近く、自転車ではなく、歩いてきたとのことだ。すでに焼き肉、キムチ、朝鮮風サラダを食べ始めていた。しばらくお目にかかっていない、骨付きカルビもだ。
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校庭を見ると、3つのテントから煙が舞い上がっていた。青年同盟と愛校会のメンバーが焼いた肉を3階まで運んでいるのだ。ときどき覗いたが、ひたすら焼いて、ひたすら運んでいた。寒さも体に応えたであろう。
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翌日は、通常通りの授業だ。教室、廊下を汚さないようにと、「不燃ごみ」、「ペットボトル」、「割り箸」のゴミ箱など、準備を整えたものの、当初、会場の前の廊下に人影はなかった。聞こえてきたのは、踊り場で受付をする女性陣の笑い声だけだ。
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しかし、それから30分もしないうちに、販売所は大忙しに。焼いた肉が入った大きなトレイが何回も廊下を行き来していた。
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会場の席はほぼ埋まり、 あちらこちらで「ミアナムニダ」だ。すいません通してくださいという声が響いた。
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オルシン(高齢者)に席を譲った若者たちが、廊下で立ち食い、立ち飲みする姿も。
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児童の歌と、テコンドークラブの演武に、カメラが向けられ、拍手が起こり、声援が飛ぶ。あちらこちらで、○○のチョッカ()だとか、○○の孫はオモニ似にだとか、今日は○○の顔が見えないとか、ウリハッキョを軸にした「ハントンネ」のいつもながらの「風景」だ。
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 3年ぶりに開かれた「同胞野遊会」の案内チラシに記された、キャッチフレーズは「ポカポカとした春、板橋同胞の年輪が刻まれたここ(東京朝鮮第3初級学校)で再会しましょう」。
裵実行委員長のあいさつ文には次のように記されていた。
 「今、私たちを取り巻く情勢は非常に複雑で、高校無償化問題など、差別と偏見は児童・生徒と大人にも及んでいる。同胞の中でも朝鮮人として暮らすのを負担に感じ、総連組織と同胞社会の未来を不安に思う方々も少なくないでしょう。しかし、私たちはこのような時こそ、同胞たちが席を共にして若い世代の活気ある姿を通じて、力と勇気を、そして希望と笑いを、とこの度の企画を練りました。場所を学校に定めたのも、このような理由からです」
 あいにくの雨模様だったが、場所がウリハッキョだったらこそ、「決行」することができた。
 ウリハッキョだったらこそ、同胞たちも悪天候をついて、集まって来たのであろう。
 学芸会や運動会も校外、運動場で催される夜会に来ても、校舎に立ち入ることはほとんどない。
 階段に貼られた、歴代卒業生の写真からアボジや息子を探す中年の男性もいた、教室に貼られた時間割をまじまじと見つめる、子どもをおんぶしたオモニもいた。久しぶりに学校を訪ねたという卒業生もいた。
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会場では、板橋区から通う4人の新入生が紹介され、支部の姜副委員長がプレゼントを伝達。元校長の姜副委員長は、よほど嬉しかったのであろう、何度も「○○年前の校長が手渡す」と言って、一人一人にプレゼントを渡していた。そんな様子を子どもたちのアボジ、笑顔でスマホに収めていた。
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合唱を終えた ハルモニたちには、花が手渡されていた。何日か早い、「母の日」のプレゼントのようだ。
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青年同盟、青商会も「ハンゴッチョ」?だ。少しオーバーな指揮に、何人かが噴き出しそうになりながら歌っていた。会場ではオッケチュムも。
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そして分会対抗の腕相撲大会。最初は男性が机を抑えて必死に勝ちを争っていたが、なぜか決勝戦は女性同士の対戦に。この何日間、「晴れ男」を探し続けていたという支部の総務部長の表情も和らいでいた。
勝者にキムチが渡されると、「アッパ!キムチ!!」と大きな声で報告、前列のテーブルに座った権さんら何人かは笑いが止まらなかった。
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次は「サラハヌン ナンピョン チャッキ」だ。目隠しをして4人と握手をして、ナンピョン、連れ合いを当てるゲームだ。「月刊イオ」の記者は、立て続けにシャッターを押していた。正解率50パーセントといったところだ。
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 そして、大抽選会だ。1等は40インチの液晶テレビだが、児童一番人気はゲーム機、大人は圧倒的にルンバだ。液晶テレビは家庭にいきとどいている。ほしいが買うのは躊躇する、それがルンバだ。司会した○さんは、「わかっていない。液晶テレビじゃないでしょ」と、何度も実行委員長に言い寄っていた。
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悪天候の中の野遊会、3階に「臨時宴会場」を移したのは大正解である。もし、もう少し早く雨が上がり運動場で強行していたら、寒さで、恐らく最後の抽選会までこんなにたくさんの人が残らなかったはずだ。 総務部長の「中途半端な」「晴れ男」探しが功を奏したのかも知れない。
 最後は、参加者全員で後片付けだ。
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校庭ではテントを撤去した跡で、この日ひたすら肉を焼いては運んでいたチョチョンウォンたちがようやく自分たちのために肉を焼いて食べ始めていた。コマッスムニダ、スゴマナッスムニダだ。ik
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