【11月・4日・日曜日】
東京第3のバザー「アンニョンフェスタ」へ。
いよいよバザー当日だ。チラシには「雨天決行」と書かれていたが快晴、天気予報でも終日、雨マークなしだ。
20分前に到着。例年通りの行列。校門前で、長身の金校長が挨拶がてら入場者の整理にあたっていた。
オレンジの地に、黒文字でウリマルと日本語で学校名が書かれたのぼりは目立ってた。チャリティーゴルフのときに作り、学校では初めてのお披露目とのことだ。

校舎の玄関には、「子どもたちの未来のために」との東京第3の「宣伝」ポスターが、2階の廊下の窓ガラスには来年度の新入生募集の横断幕が貼ってあった。今までなかった試みだ。

給食室も、チョゴリ写真館も、手作り品コーナーでもオモニ達の忙しそうな姿が、なかでもオンマズカフェのオモニ達は、何やら歓声を発しながら慌ただしく動いていた。オモニ会の姜会長と教育会の洪先生は、息つく暇がなく、各ブース、コーナーを行き来していた。

アボジたちもだ。校庭ではガスコンロの三方を段ボールで囲っていた。風よけだ。焼きそばこーでは、すでに焼き始めていた。ゲームコーナーは、何人か集まり話し込んでいた。ここは余裕ありげだった。

2階の廊下を民族衣装で着飾った低学年が走って行く。男子児童は太鼓を抱いていた。
あるオモニが「3年生、頑張って」と、笑顔で声をかけながら左手を振っていたが、右手はシャメしていた。
先頭を行く担任の全先生の手にはチマチョゴリをかけたハンガーがしっかりと握られていた。
窓の外を見ていた児童が、「ソンセンニム、○○トンム着きました」との声、どうにか間に合ったようだ。

オープン10分前。テープがはられた校門の前では、オレンジ色のベストを着た卒業生が打ち合わせを始めていた。本校の卒業生、「愛校会」のメンバだー。主に校庭での飲食売店コーナー担当。炭火をおこしたり、炭を補充したり、料理を運んだり、空き缶を回収したりの縁の下の力持ちだ。

校庭が騒がしくなる、2階からのぞくとテープカットの前の「チャンダンノリ」だ。
校門の前で、息子や、娘をカメラで追い続けていたのは、3年生の児童のオモニたちであろう。
並んで外を見ていたあるオモニが「あら、凄ーい」、「初めてじゃない」と、他のオモニを呼びに教室に戻って来た時は終わっていた。
「あら、終わっちゃった」。残念そうだった。オープニングセレモニーは初めてだ。
男女の児童がテープカットすると、並んでいた38人が、言葉通り怒涛のように校舎に吸い込まれて行った。

いつもながら、1階奥の日用品コーナーは、10人ずつ・10分の入場制限だ。いつもながら「掘り出し物満載」、「驚きの価格」(チラシ)のようだ。

その頃、中庭では2人のアボジが「酒造り」の真っ最中だ。
「焼酎3杯に、ウーロン茶は11杯、2リットルだな」
試飲役はアボジ会の南会長だ。「いい感じじゃない…」、何杯か? 何杯も?飲んでいた。

すでに荷台にこぼれんばかりに積んだ自伝車が何台も…。お馴染みさん、地元の住民だ。

2人の高齢者が、買いすぎたのか、重い荷物を運び出す算段をしていた。顔なじみの町内会の人々だ。

日本の保育園の先生たちも、地域の保育環境の保障を促す署名集めに来ていた。
138人の署名が集まったと、午後からは4~5人で七輪を囲んで焼肉とキムチをつっいていた。

オープンと同時にスタンプラリーで、校内を行ったり来たりしていた児童たちは、早めの昼食だ。メニューは2択、焼きそばも美味しそうだったが、カレーライスに人気が集っていた。

校庭は、焼肉の煙でモウモウ状態だ。町内の人は買い物の後に飲食だ。地元の同胞は、校門に入るなり顔見知りの酒盛りの席に直行だ。
オレンジのお揃いのベストの数が足りなかったのか、サッカー用のベストをはおった「愛校会」のメンバーがテーブルを回り、テキパキと用をこなす姿はすがすがしかった。

運動場では、児童たちがボールを蹴っている隣で、ひたすら自転車の整理をする人がいた。後で知ったのだが、理事会のメンバーだ。
オモニ会の姜会長が言うように「『一つのものをみんなで作り上げた!』今までには無い形のバザーだった」。
ゲームコーナーや手作り品コーナーは、赤ん坊の泣き声と児童の歓声がはじけていた。
ゲームコーナーや手作り品コーナーは、赤ん坊の泣き声と児童の歓声がはじけていた。
チョゴリ写真館やオンマズカフェものぞきかったが、男一人では入りずらく、美味しそうなケーキも食べることができず遠目で見るだけに終わった。

「今年初の目玉企画」、オークション、大ジャンケン大会の前に、東京朝中の声楽部の公演だ。
「モッチダ(かっこいい)」との声援と共に、7、8人のオモニ達が舞台に、デジカメとスマホを向けていた。
頼まれたのか、「拡大するには…」と、操作方法を訊ねてくるオモニもいた。
男子―歌い終わって拍手とアンコールで、舞台に戻ったが、同じ曲を歌っていた。レパートリーは一曲だけのようだ。残念!!

「○○独唱のコールに、ひとりで舞台に上がったトンムは、目をつぶり演歌をうなるようにウリマルで「アンパンマン」の歌を披露、豊島支部の委員長と同席していた日本人の若者たちが大喝さいしていた。
「愛校会」のメンバーとして、バザーの助っ人に来ていた朝大生からは「お前、4年後は政経学部だ!」との声も飛んでいた。
つづいて舞台に立った女子生徒は、少し歌いづらそうだった。それでも「ふるさと」などのメドレーを聞かせていた。

1時からの恒例の青商会による産地直送野菜の詰め放題にも行列ができていた。梨と柿に人が群がっていた。
最後に残ったのは小ぶりの玉ねぎとジャガイモ、それでも袋一杯100円に、偶然学校の前を通りかかった主婦たちも、2袋挑戦していた。
いつもながら熾烈だった。柿や梨など「目玉」商品は、ひとり2つか、3つまでに制限するべきではないか、200、300円でもいいのではないかとの声も聞こえた。

同窓生5名以上にもれなくマッコリプレゼント!! 何組かの同窓生が舞台に上がっていた。
教育会の洪先生のグループは39期。「もっとたくさん、食べて、お酒飲んでください」と叫んでいた。
ここでも、校名が刻まれたオレンジ色ののぼりは目立っていた。

いよいよ、「超目玉」のオークションと大じゃんけん大会だ。
その前に、校門に上った、6年担任の夫先生が両腕で丸印。マイクの音響を調節しているようだ。

生鮭や、日本酒、コミックの「ワンピース」全巻が、競り落とされていた。オークションに慣れていないのか、酒を飲むのに夢中になってか…。それでも日本酒を競り落としたグループの席では、早速その一升瓶を開け、大盛り上がりだった。

最後の大じゃんけん大会。チラシでは、「エントリー料100円」となっていたが、校庭にいた全員が無料で参加を促されていたた。
賞品は、韓国海苔、冷麺セット、コメ、そしてディズニーのペアチケットだ。
音楽担当の朴先生が仕切っていた。
「みんさん立ちあがって」、「後だしたダメ」、「あいこは失格」…。「そこの同級生のグループ、言うこときいて…」、「何度も同じことを言わせない…」。少し先生口調だ。
「大人の勝負だから、子どもはだめ」と、訳のわからないことも言っていた。
「勝負」が進むとと、「冷麺は6種、食べ応えありそう。私も大好き…」、「お米5キロ、私も欲しい」、ペアチケットになると「私も」ではなく、「私が欲しい。ディズニー行きたい」と、完全に「主婦口調」になっていた。

その頃、運動場では、「大人の勝負」から外された児童たちが元気いっぱいボールを追いかけていた。
大じゃんけん大会が終わると、校庭は売り尽くし大セールの場と化した。ケーキを勧めるオモニ、各種グッツを売り歩くオモニ…なかでも、自らがモデルになって子ども用ダウンジャケット売るオモニには圧倒された。
10時オープンから3時までのノンストップ5時間―様々な企画が付け加えられ、ハッキョの存在感を示した素敵なイベントの連続だった。fb友達によると、バザーに参加した児童が編入してくるとか。保護者と学校、卒業生と学区の同胞、町内の皆さんが、一つになって織りなす、ウリハッキョらしい心温まる「風景」であった。楽しいひと時をコマッスムニダ。ik

後ほど書き加えます。