昨日は、東京チェーサム(板橋区にある東京朝鮮第三初級学校)の高学年の秋の遠足、ブドウ狩りに同行しました。
教員は8時集合、児童は8時10分に集合です。
15分前に着くと、5年担任の夫先生と児童が4、5人、座り込んで本を読んでいる児童もいました。

体操着が異なる児童が一人(左)、2学期に東京チェーユッから転校してきた4年生です。
すっかり打ち解けていました。

こちに「ポクチャンイバン(服装違反)」です。
怪我をしたり、虫に刺される恐れがあったりするので、くるぶしが見える短いソックスははいてこないようにとのことでした。朝鮮語では「갑골양말」というようです。
「違反者」は、助っ人として同行した青年同盟板橋支部の総務部長です。
遠足には、学区の青年同盟の専従が必ず同行します。
今回は、北支部の総務部長は行けず、豊島支部の委員長と2人です。

時間前に全員集合!! 少年団の役員がいくつかの注意事項を伝え出発です。
口癖なのでしょうか、夫先生からは「들뜨지 않도록」との念押しです。
(はしゃぎすぎないようにと言った意味合いでしょうか)

おしゃべり、おしゃべり-「姦(かしま)しい」とはこのことです。男子児童もそうです。
朝鮮語「あっ向いてホイ」に、赤いブラウスを着た中年の女性は興味津々見ていました。
都心を過ぎると、電車は貸し切り状態です。女子の荷物が圧倒的に大きい、何が入っているのでしょう。

そんな中でも本に夢中な児童もいました。
「動物と話せる少女…」とか、「恋のキューピット大作戦」とかです。
なかには「恥知らずの…」とかいう、厚い本を読んでいた児童もいました。
「ひっかけクイズ」 の本には群がっていました。
○○を何回言って。それでは○○は? ひっかかったといった、たあいもないクイズに、笑い転げていました。
金教務主任が持参した本が取り合いになっていました。タイトルは「死ぬかと思った・1」です。
中見出しの「ベランダでウンコ、人のシャツで拭く」を見ると、深刻な本ではなさそうです。

隣に座った女子児童に、遠足の案内を見せてもらいました。
表紙には「電車の中では秩序整然と行動しよう」と書かれていましたが…。
準備物の中に、「お菓子(200円)」と。
私「リュックがパンパンだが、お菓子がたくさん入っているのでしょう」
児童「お菓子は、98円と68円の二つだけです」
正直に? 答えていました。

向かいに座った女子児童が袋から石を取り出して、「すごく重いです」と私の掌に載せます。
軽石です。白頭山の石で、共和国を訪問した姉のおみやげだと言っていました。
児童が持ち帰るとき、少し欠けてしまいましたが、児童はそれも一緒に袋に大切そうに戻していました。
しばらくすると、あんなに「姦しかった」女子たちは、
カラフルなリュックを大切そうに抱えて居眠りをはじめました。
それにしても、遠足にしては、荷物は大きいすぎるようです。

「服装違反」をした青年同盟の総務部長は、男子児童には人気があるようでした。
終点まで、取り囲まれて笑顔で話していました。
居眠りを始めた夫先生の顔を児童がのぞきこんでいました。何かを企んでいるようです。
実は、夫先生は電車に乗り遅れたのではないかと、心配していました。
電車がホームに着くなり、「トイレに行く」と走って行ったからです。どうにか間に合ったようです。

途中、東京チェーイル(荒川区にある東京朝鮮第一初中級学校)の中学生が乗ってきました。
正丸峠に遠足です。座るなり、輪ゴムで遊び始めます。
「輪ゴム遊びが流行っているの?」と訊ねると、
輪ゴムは出発前に配られた軍手を束ねていたものとのことです。
なんでも遊びの道具にしてしまう年頃のようです。
通路を挟んで隣に座った生徒は、文庫本に夢中で、
もう一人はチェーサムのサッカー部の主将を見つけると、隣の席に呼んで何やら話していました。
輪ゴム遊びをしていた3人と本を読んでいた生徒はバスケット部で、
主将に親しげに話しかけていた一人はサッカー部だとのことでした。

目的地の芦ヶ久保駅に到着しました。出発地の池袋の駅でもそうでしたが、児童たちは駅員に元気いっぱい、「ありがとう」を連発していました。
出発を前に、腕と脚に虫よけスプレーをしたり、日焼け止めクリームを顔と首に入念に塗ったりする女子児童もいました。
夫先生「駅の改札や、トイレに書いてあるようにクマが出るかもしれません。白クマではありません。白クマは北極に行かなくては会えません……」
そんなこんなで、いよいよ目的の果樹園に向かいます。
4、5、6年生7~8人で一組、三つの組で一つの部隊、全部で三つの部隊で出発です。
私は7、8、9組の「第三部隊」、しんがりにつくことになりました。
「登山道は急なので、ふざけて登ってはいけません」
そして*印の後、「男子児童は女子児童を手助けするよう!」と、「注意事項」にはかかれていましたが…。

以下次回です。
仕事です。後で少し書き直します。