
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090310ddlk13040300000c.html
以下、全文を紹介する。
◇「日本人に知ってほしい」--朝鮮人の犠牲記録、在日2世・金さん
植民地だった朝鮮半島から、軍需工場の多かった下町付近に移住したり、連行された朝鮮人も多数が空襲の犠牲となった。
教育を受ける機会に恵まれなかったり、戦後は祖国へ帰ったケースも多く、これまで朝鮮人の被災記録はまとまっていなかった。
「東京大空襲・朝鮮人罹災(りさい)を記録する会」の代表で在日2世の金日宇(キムイルウ)さん(58)が「日本人と比べ、朝鮮人の空襲被害の記録は少ない」と、被災経験者を探し当てては体験を聞き、60年となる05年、25人の証言を集めた「東京大空襲・朝鮮人罹災の記録」を刊行した。07年には、未成年者だった被災者中心に12人の体験をまとめた続編「パート2」も刊行。
証言からは、日本で差別され、空襲で肉親を失った悲惨な記憶のほか、疎開先で分け隔てなく接してくれた日本人教師との戦後の親交をたどるものなど、日本人の記録だけでは分からない朝鮮人の思いが伝わってくる。
65年の来年は、日本人から見た朝鮮人被災をテーマに「パート3」の刊行を目指す。
「なぜ異国で多くの朝鮮人が犠牲になったか、日本人はもっと知ってほしい。被災の記録にお互いの痕跡を残し、歴史を共有していきたい」と話しており、証言を募っている。連絡先は編集を企画する「綜合企画舎ウイル」(050・3322・0688)。【井崎憲】〔都内版〕
「記録する会」の連絡先
TEL.FAX 050・3322・0688(綜合企画舎ウイル気付)
http://www4.ocn.ne.jp/~uil/45310.htm
■「東京大空襲・朝鮮人罹災の記録」日文・A5版・各680円
・パート1-25人の体験記録集 2006年刊行 68頁
・パート2-「なぜそこに朝鮮人がいたのか」解説と証言集 07年刊行 72頁
■「統一評論」に証言記録連載中
http://www.tongilpyongron.com/