

この何年か、「チェーサム物語」の販売・宣伝を兼ねて、学芸会を見に行っているが、今年も期待を裏切らない演目の連続だった。
5年生の演劇「こぶとりじいさん2008-4年後の真実」、脱帽です。
一年生の時に演じた「こぶとりじいさん」の実写を交えての、誰でも知っている「青ガエル」や「黄金の斧」、「三年峠」の主人公、物語が入り交じり、「この昔話に隠された真実」に迫るという、その発想、そしてのびのびと演じる児童、とても楽しませていただきました。
それに高学年の女子児童による「出会い」も素晴らしかった。
ウリマルとの出会い、日本人との出会い、そして祖国との出会いなどが、日本に生まれながらも朝鮮人として生きることの誇りを抱かせてくれたというのがテーマ。「民族」、「在日」、「アイデンティティ」など、分厚い本を何冊読んでも答えを探しにくい事柄をみごとに解き明かしている。韓国から来たというお客さんも身を乗り出して拍手していました。
1年生の演劇「ありとセミ」もよかった。途中、セリフを忘れたのでしょう。その短い中断の中にも、互いに友達を思いやる気持ち、お茶目な姿に、笑いながらも、胸がジーンときちゃいました。
重唱「チョリョン君の夢」-パンフには「タイムマシーンに乗って大昔の朝鮮に行く。チョリョン君の夢物語」との解説が付いていましたが、朝鮮で発掘されたという恐竜に会いに行こうという歌です。在日と祖国との結びつきを自然に表現した歌詞がとてもよかった。
22人の卒業生によるチャンダンノリ「ウリハッキョが一番!」-児童たちは、ウリハッキョで学んだことを忘れないと語っていましたが、彼らの胸の中にも、そのチャンダンのリズムが深く刻まれたはずです。これからの人生で、チョッと苦しい時、思い通り行かず焦心・傷心するとき、そのチャンダンが蘇り、勇気付けられればと思いました。
それにしても、開場1時間半前から、席取りのために並んだオモニ、ハルモニたちスゴマナッスミダ。その「熱意」こそがチェーサムを支えているのです。児童の元気の源です。
開演時間ギリギリまで指導に一生懸命のセンセンニム、コーヒーたくさん売れましたか? オモニ会、てきぱきと受付していた教育会のみなさん、いつもご協力コマッスミダ。
2年前に出した「私たちの東京朝鮮第三初級学校物語」(草創期の証言編)も少し売れ、6月に刊行を予定している続編「草創期から現在まで-体験記録と資料編」の予約も少々いただき、とても充実した一日でした。ik