【07年6月27日・水曜日】4月下旬に「私たちの東京朝鮮第三初級学校物語」の上巻刊行以後、聞き書きに応じていただいた先生、先輩方と、支援金を寄せていただいた方々へのお礼、そして一人でも多くの読者の獲得(本の販売)に勤しんできたが、いよいよ下巻の聞き書きと資料集めのスタートである。
2年前のスタート時には、学校が提供していただいた卒業名簿に基づき、5、60年前のことを掘り出そうというので、その対象探しから四苦八苦したが、今回は状況はかなり異なる。下巻は「証言と資料集」ということだが、基本的な「資料」は揃っている。あとは補充するだけである。また、「証言」にしても、すでに幾人かの対処は決まっている。そして何よりも嬉しいのは、上巻の刊行を知って、聞き書きへの協力の申し出が少なくないということだ。
昨日、会った同級生のOにしても、姉の家に遊びに行き、「物語」の刊行を偶然知り、連絡をくれたのだ。彼のオモニの葬式で会ったきり、今年13周忌を迎えたというから、12年ぶりの再会である。
彼のオモニはイルボン サラムでありながら、オモニ会の会長として、学校の発展に多大な貢献をされた方である。下巻には、そのオモニの思いを載せることができるだろう。
そして、今日のKさんとの出会いも「物語」の刊行がもたらせてくれた縁である。何日か前に書いた「商工新聞」を見て、連絡をくれた2年後輩に当たる17期生。T県から上京した機会にわざわざ聞き書きの機会を作ってくれたのである。初対面で、目印は赤い表紙の「物語」。後からは4つ下の妹さんとも合流、話も弾んで、長い時間引き止めてしまった。
上巻では、9、14、16期生と共に、17期生の証言は抜けている。近々、同窓会をとの話が出ているという。当時は兄弟が4、5人、同窓会で、兄、姉、弟、妹をたどれば、一気にその「穴」も埋められそうである。
今回の企画の対象が20期までだというので、一期違いの21期生の妹さんは、少し残念がっていたが…。
別れ際、「この何日間、この赤い本とメガネは手元から離せない」とのKさんの言葉に、下巻刊行に向け新たな力を得た思いがした。
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http://www4.ocn.ne.jp/~uil/tokyo3.htm