朝9時にメルク(Melk)のホテルをチェックアウトし、1時間に1本のローカル線で、ザンクト・ペルテン(St.Pölten)駅に向かった。
ここで主要幹線の特急に乗り換え、ザルツブルク(Salzburg)をめざすのだが、その列車の時間まで2時間はある。
↑ ザンクト・ペルテン駅。
さすがはニーダーエスターライヒ州の州都だけあって、立派な駅だ。
それに、この正面から「歩行者天国」の道が広がる旧市街も美しい。
↑ 駅で荷物を預けて見物する価値大!!
(スーツケースも入る巨大なコインロッカーあり♪)
↑ 複数ある広場が、どこも居心地良く洗練されて見える。
ザンクト・ペルテンは程よい都会で、本当に素敵な街だった。
…
さて
列車の時間もきたので駅に戻り、一路ザルツブルクへ。
↑ 2時間後にザルツブルク中央駅に到着。
しかし今回の旅では、ここには泊まらない。
すぐにバスに乗り換え、ザルツカンマーグートの小さな湖畔の町ザンクト・ギルゲン(St.Gilgen)を目指すのだ!
↑ ザンクト・ギルゲン行きのバス停。
切符売りのお姉さんが「150番のバスに乗る人〜〜」と叫んでいるので、「はーい♪」と近づく。
スーツケースは下収納に放り込み、あとはまた45分くらいのバス旅だ。
↑ 車窓からは、うっとり絵本で見るような眺めが続く。
牧草地と、点在する湖と、窓を花で飾った家々…
バスに乗ってる地元の人が、これまた親切で、「ほらあそこに城が見えるよ!」とか、「あの角を曲がったところが綺麗だよ!」とか、やたら教えてくれる。
ヴァッハウ渓谷でもザルツカンマーグートでも、オーストリアの地方で乗る路線バスは、とっても温かい。
景色に歓声をあげていたら、あっという間にザンクト・ギルゲンに着いた。
↑ 町の中心、可愛すぎる市庁舎!!
その前の噴水でヴァイオリンを弾いているのは「子供のモーツァルト」だ。
そう、ここザンクト・ギルゲンは、モーツァルトのお母さんの生まれ故郷であり、お姉さんのナンネルがお嫁に来た町でもあるのだ。
↑ ヴォルフガング湖。
ジジババ達から「箱根の芦ノ湖みたい〜」という声がしきりに出たけれど… え?…そうか?
↑ そこまで暑いわけではないけれど(←私は長袖)、湖畔にはビキニのお姉さんもいる♪
リゾート地なのだ!
↑ 小さな町中には、フレスコ画で飾られた壁があちこちに。
↑ 樹と一体化?してる家も、けっこうある。
とにかく、どこもかしこも可愛い町だ!
↑ 子供服屋さんのショーウィンドウ。
あぁ… うちの息子も、20年以上昔は、こんなのを着せたこともあったなぁ…
あの頃は本当に愛らしかったけれど、今は旅先からLINEを送っても「既読」が付くだけ。
たまに何かメッセージを送ってきたと思い開いて見ると、「洗濯の漂白剤がきれてるけど、予備はどこにしまってる?」…なんて内容。
美しいドナウ川の写真を送った時は、東京の居間からワザワザ窓を開けて撮ったらしい「台風で吹き付ける暴風雨の動画」を返してきた。
ほんと…すみませんね…お留守番させて^^;
↑ 町はずれも散歩すると、こうして整然と薪を積み上げた家。
都会に住む人の別荘も多そうだ。
↑ 夕飯は、またもや呆れられながらも「ターフェルシュピッツ」だ。
「よくそんな毎日飽きもせずにターフェルシュピッツばかり食べて!」と大合唱してくれるけれども、ジジ様だって、ほぼ毎日「シュニッツェル」を食べてるではないか?
こちらから言わしてもらえば、80歳を超えて揚げ物好き…というのは、いかがなものか?!
その点、牛肉を茹でたターフェルシュピッツは、これでなかなかの健康食だと思う。
店によって出てくるものは全然違うし、これからも毎日、オーストリアにいる限り食べ続けるつもり♪
↑ 日の長い夏。
夕飯を食べるテラス席の外は、まだまだ明るい。
…
明日は、天気次第で登山電車で山登りの予定です♪