明日から天候が崩れる…という予報なので、今日のうちにと、シャフベルク山を登山電車で登った。
名作ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地でもあるシャフベルク山。
ここは「快晴」でなければ視界が開けず、絶対にツマラナイ。
ヒロインのマリアになった気分に浸り、360度の眺めを堪能するためには、天気の吟味は不可欠だ!
幸い今日は、頭から湯気が出そうなほどのカンカン照りだった。
この晴天は生かさねばっ!
↑ シャフベルク登山鉄道の蒸気機関車。
標高1732mまで、我らを運んでくれる。
アプト式鉄道…とやらで、線路と車両の「歯」が噛み合いながら、安全を確保して進む列車だ。
その車窓からの眺めは、奇跡のような美しさだった。
↑ 眼下に広がり輝くヴォルフガング湖。
しかし、この段階で驚いてはいけない。
山頂からの眺めときたら、こんなものではないのだ!
↑ 山頂駅。
ここを降りたら、自分の足で、頑張って上を目指す♪
眼下に点在する湖といい、遠くまで連なる山々といい、足下の草花といい、どこを見ても完璧に美しい。
↑ まるで「鳥」になったような気分。
いままでに、いろんな「絶景」と呼ばれる風景を目にしてはきたけれど、過去のそれらを軽く凌駕する迫力!
↑ 360度のパノラマ♪
モンド湖や、マーラーの作曲小屋があるアッター湖、山をはさんでヴォルフガング湖…
ところで…
登山鉄道だけれど…
上りはそこそこ普通に揺れる。
しかし下りは、「揺れる」なんてもんじゃない。
歯車が絡み合う振動が物凄く、ガクンガクンと小刻みに揺さぶられ続けるのだ。
これでは体調の悪い人は確実に酔うと思うし、もしも山頂のカフェでワインやビールを飲み過ぎていたら、吐き気を催すのは簡単なんじゃなかろうか?
あと妊婦さんも乗っちゃダメだと思った。
ジジババ御一行には、たまに眩暈をおこすババ様もいるので、まさか倒れたりしないだろうかと、私は気が気でなかったけれど、幸い何事もなくホッとした。
全員が大満足の超ハイテンションで、下界に戻る♪
↑ ヴォルフガング湖で最も賑やかな街、ザンクト・ヴォルフガング。
ザンクト・ヴォルフガングには、オーストリア人の大好きなオペレッタ「白馬亭にて」の舞台である、白馬亭ホテル(WEISSES RÖSSL)がある。
↑ 白馬亭♪
ここの湖に面したテラス・カフェで一休み。
ああ…なんて優雅な眺め。
シアワセだなぁ…
…
明日は雨予報の日曜日なので、おとなしくホテル付近で過ごす予定です。
わ