全裸で徘徊 | 20世紀「おたく少年」

20世紀「おたく少年」

アニメ、特撮、コミケなどをない知恵を
絞りながら‥‥また、日々の私的出来事で
構成していきます。
興味ある記事があれば
ぜひ、立ち止まってください。

昨日に続き

今夜も

「スペースバンパイア」

↑どんだけ好きなんだ

 

本作は1985年公開で

監督はトビー・フーパー

「悪魔のいけにえ」などホラー映画の名手ですね。

比較的低予算映画を撮ってきた監督さんですが、

本作は当時の製作費で邦貨で約30億円、

これ、十分大作ですね。

 

出演俳優さんたちは英国では舞台や映画などで

活躍している方々が大挙出演したのですが、

如何せん馴染みのない方々ばかり、ここいら

へんで日本ではちょっと関心が薄れてしまいますね。

(後、スタートレック・ネクストジェネレーションで

ピカード艦長を演じたパットリック・スチュアート氏も

出演)

 

が、

 

それを絶対的パワーでカバーしてくれたのが

メイちゃんです。

 

いや、そのメイちゃんじゃなくって‥‥

マチルダ・メイちゃん。

どことなくエキゾチックな顔立ちが

公開当時注目を集め、

しかも全裸でロンドンを徘徊し

人間(特に男性)の精気を奪っていく、

というセンセーショナルな役柄。

彼女の話題性とともに本作は

そこそこヒットしたのであります。

バンパイアには男もいたのですが、ほとんど

雑魚扱い。彼らの宇宙船の全長は100㎞を

越える超巨大宇宙船なのだ!

 

まぁ、実際は製作費が回収できなかった

ということなんですがね。

ただ、当時はホームビデオが一般化した

時期でもありソフトの売上で制作会社は

一息ついたようですが、その後制作会社

「キャノンフィルム」(日本のキャノンとは

全く無関係)は倒産してしまいました。

 

脚本は「エイリアン」のダン・オバノン氏が

担当。音楽は昨日も紹介した

ヘンリー・マンシーニ氏が担当。

 

ちなみに特撮は「ジョン・ダイクストラ」氏が担当。

そう、「スター・ウォーズep4新たなる希望」で

モーションコントロールカメラなど革新的な

特撮技術を考案・確立していった名匠です。

「SW ep4」後は米国のTVドラマ

「宇宙空母ギャラクティカ」でモーションコントロール

カメラなどの機材を勝手に使って撮影したとして、

ジョージ・ルーカスと仲違い。

しばらく干されていたようですが、

本作で華麗に復活。

流石の映像を見せてくれています。

 

やはり大作だ。これ。

 

映画後半はメイちゃんによってバンパイア化

した人々がさらに人を襲いゾンビ大会状態!

になった群衆がロンドンの街で大暴れ

阿鼻叫喚の大パニックとなっていくのです。

この辺りは見ててゾクゾクしてきます。

映画の中で爆発がおき、建物が破壊され、

炎があちこちで上がっていくのは

人間のふか〜〜〜い所の何かに訴えかけるの

でしょうかね。

 

そうこうあって、メイちゃんと主人公の

男性がなぜか熱い抱擁をかわし、

ロンドン中で暴れ回るゾンビというか

バンパイア化した人々の生命エネルギーを

メイちゃんが乗ってきた宇宙船に補給して行きます。

見ているこちらは、あれよあれよの展開に

口あんぐりとなるのですが、ダイクストラ氏の

美しい映像で見せてくれるものですから、

なぜか納得してしまいます。

最後、メイちゃん宇宙船は地球人のエネルギー

満タンで、また、別の太陽系へ向かうのでした。

ラスト、主人公とメイちゃんが熱い抱擁を!

 

乱暴に書いてしまいましたが、優れたスタッフが

集結した大作なのになぜかB級テイストの

本作。実はとっても面白いのです。

 

「お前は見たのか?」ってハイ!

当時、女の子と見に行った帰り、

なぜか彼女は非常に口数が

少なくなっていました。

なぜだろう‥‥感動したのかな??

きっと違うよね。

 

と、いうことで予告がありましたので。

どうぞ、私が色々書いたことがある程度

わかっていただけるかと思います。

 

YouTubeより 

 

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