今日は東京6時の始発で名古屋のおもスロケに向かったわけなのですが、沖さんと一緒にキムさん(木村魚拓)も乗ってまして。別に珍しいことではないので、ま、どっかの来店取材なんだろうな…と思いながら、スヤスヤと眠りについたわけです。そして1時間半が過ぎようとした頃。

 

 

 

「間もなく名古屋に到着致します。◯番線、お出口は右側で…」

 

 

 

そのアナウンスで目が覚め、さて、降りますか…と、キムさんと一緒に名古屋駅で降りたのですが、その後しばらくしてキムさんはカバンをゴソゴソとまさぐり始めます。

 

「どうしたの?」

「なんか…忘れものしたわ!取ってくる!」

そういうや否や、発車直前の新幹線に舞い戻るキムさん。

 

大丈夫かな…ってか、今から戻ってこれ…ホント大丈夫なのか…?

っておい、発車しちゃったけど?違う出口から出たか?来るのか?どっかからキムさん来るのか?

 

来ない…。

 

来ない…。

 

これ…やっちゃったろ…。完全に京都に向かってしまっただろ…。

 

どうなっちゃうんだろう…っくっくっくっくっく…

なぜでしょう、キムさんがやらかしてしまったかも知れないという事が面白くてしかたがなく、僕は少し声を出しながら笑っていたように思います。多分、声を出しながら笑ってしまっていたのです。いや、間違いなく、声を出しながら笑っていたのです。

 

 

と。どこからか声が聞こえてくるではありませんか。

 

 

 

 

 

 

 

お客様

 

 

 

 

 

 

お客様

 

 

 

 

 

 

お客様!

 

 

 

 

 

 

 

呼ばれているのは俺でした。

ハッと気がつくとそこはまだ車内。シートに深々と腰掛けている僕は、車掌さんに声をかけられていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

「お客様、名古屋ですよ!」

 

 

やりました。

完全に、やらかしていたのは僕でした。

 

もうすぐ到着のアナウンスでうっすら意識を取り戻したというのに、そこからものの数分でもう一度意識を失ってしまっていたのでした。

 

 

 

 

大慌てで荷物を小脇にかかえ、まだ寝起きで朦朧とする意識の中、必至にもつれる脚で間一髪、京都へ出発する前にホームへ転がり出ることができた時点でホッと一息。

 

危なかった。本当に危なかった…。

しかし…リアル過ぎる夢だったな…。

 

 

 

 

 

ここの駅で空くべき席で人が寝ていると起こしてくれるのは…たまたまなんでしょうか。よく分かりませんが、2度目です。車掌さん、本当に、本当にありがとうございました。助かりました。

 

ちなみにキムさんは大阪へ向かっていたそうで、名古屋で一緒に降りてもおりませんでしたはい。

 

俺…声出して笑ってたよなぁ…完全に…。