何かの記念に、という事だと思うんですが、大事な局面を託される事がまぁまぁございます。

一番多いのは凱旋の赤7ですね。いつの頃からかすっかり揃わなくなりました。初めて自分でやった時は7回かな、揃ったので、結構揃うもんだと思ってましたが、今では1回ナビが出れば良いほう。揃いませんよ、もちろん。どうせならナビすら出ないで終わって欲しいと思うこともしばしばです。

その他、ハーデスのお父さん。これも天井で命かかってます的な局面で頼まれて800だか乗せて以来、300程度がやっとこです。ペルセポネに至っては、50以外の画面はあまり記憶にありません。

つい先日、そんな僕に「真瞳術をやってくれ」とおっしゃる方がいらっしゃったのです。ご存知、バジリスク絆のアツアツゾーン…なんですよね?

正直、バジリスクは初代が大好きでして、期待して打った2が全然。絆に至っては初打ちでひたすら天井単発(?)を繰り返すいじめの様な仕打ちを受けてしまい、ほぼ打たずじまいでしたので、それが何なのかすらわからないといった始末。ただ、相当アツいヤツだとは知っておりましたので、こう申し上げたのです。

「それがなんなのかすら分からないんですが、それでも良ければやりますよ」

声をかけた手前、だったんでしょうか。一瞬たじろいだようにも見えましたが、それでもいいからやってくれと、お客さんはおっしゃったのです。



うん、結構揃ったな。そう思ったんですよ。で、自信たっぷりにお客さんを見たら、ちょっと気まずそうな雰囲気だったわけです。確かに、隣で打ってたお友達の方も苦笑いしているように見えなくもありませんでした。

「3回って…ダメなの?」
そう聞くと、僕に頼んでくれたお客さんは教えて下さいました。

「平均で5回くらいですね…」

そうなんだ…そりゃ申し訳ない事をしたな…



そんな苦い思い出がある真瞳術を、本日また頼まれてしまったのです。

「嫌だと思うんですけど、やって下さい!」

そこまで丁寧に言われたら、断るわけにはいきません。頑張りましょう。

全力でいきました。毎ゲーム祈る様にレバーを叩きました。しかし、ベルしか揃いません。これはマズい…ってか…おい…終わっちゃうぞこれ…どんだけベル揃うんだよ…と、苦笑いというよりもはや笑い始めてしまっていた僕に、頼んでくれたお客さんが耳元でこうおっしゃったんです。














「まだ始まってませんよ」








準備中でした。確かに画面には、ずっと「真瞳術確定」の文字が出続けておりました。そして、それの消化が終わってから、ようやく真瞳術が始まったのでした。
あぁ、良かった。そういう事なのか。よし、もう一度気を取り直して、こんどこそ平均を上回る引きを発揮してやろうじゃないか!





























どうやら、準備中に気合を入れすぎてしまったようですね。始まった時には既に精神的にクタクタに疲れきっておったようです。

皆さん、これが僕の実力かと思います。

それでもよければ、何でも請け負いますよ。