降りるべき駅を目の前にして電車から降りれませんでした。

ちょっと早く着いちゃおうと色気を出して乗った、別料金の全席指定、京成のシティライナーという特急電車。

昨日の余韻冷めやらぬあたしは、メガデスガンガンで座っておったわけです。

んで、目的地到着。イヤホンを外してドアの前に立つと、そこには「このドアは船橋駅では開きません」の文字。と同時に飛び込んでくる車内アナウンス。

「船橋駅では8号車のドアのみ開きます」

は?ってここ1号車だけど!8両編成の、1号車なんだけど!

とっさに車内を全力で走りだすも、だいたい分かってました。てか無理だなって、半分以上諦めてました。端から端まで走ったってもう無理だろ…次の駅で降りるしかないな…

と、諦めて、走りだした時に居た6号車で腰を下ろしたらば、そこでさらなる驚愕のアナウンス。

「次の停車駅は終点、成田です」

30分ノンストップ…。






結局終点で降りるやいなや、逆方向に向かうホームに激ダッシュ、2分しかない乗り換え時間でなんとか戻る電車に乗り込んでの開店45分後到着と相成ったわけでございました。

でもね、ホント疑問でして…。

なぜ、8号車のドアしか開かないのか。恐らくは、間違えて途中駅で乗っちゃったら地獄まで一直線だからなんでしょうけどね、だったらせめて真ん中の4とか5号車のドアだけってんでもいいんじゃなかろうかと。車内では恐らくかなり前からアナウンスが流れてたんでしょうけど、あれ、雑誌読んでたりボケっとしてたら耳に入ってこない事もあるじゃない。しかもその後回ってきた車掌さんに事情を話したら、「あぁ、そうですか、大丈夫ですよ、はい」って、俺の切符にサラサラさらりと「船橋駅で降車できず」って書いてくれまして。乗り越し料金も取られなかったんです。

ありがたい話ではありましたが、あの慣れっぷり、恐らく同じような人が沢山いるんだろうなと思ったわけです。しかも、思い返せば…あの券売機ですよ。

特急専用の券売機で指定席の切符を買わないと乗れない特急だったわけなんですけど、タッチパネルで「座席表から席を選ぶ」ってのを選択したら、真っ先に出てきたのが1号車だったわけですよ多分。特に号車まで選んでませんからね。

その前に目的「船橋」って選択してるのに!それなのに座席表から選ぶを選択したら、一番遠い車両に導かれるなんて!

なんだかなぁ…なんだかなぁ…。




凱旋はまぁいいわ。5万ちょい負けたけどまぁ、いいわ…。