本日は月に一度の沖さんとの実戦取材でございました。先生はスロ、あたくしはパチ担当。というわけでガンダムに座ってからの展開はTwitterで御覧頂いた通り…と書くとTwitterをご覧いただけていない方には意味不明になってしまうので簡潔に説明すると1回転で当たって1万使ってシンちゃんにお任せで2千発出したら3500円負けていたという感じです。

事件はお昼に沖ました。
ごはんを食べに行く道すがら、車中でぼそりと沖さんが口を開いたのです。

「ほぼ間違いない」

と。ニューキングハナハナの6を確信していたようです。理由として僕が記憶しているのは、「ファーストビッグでスイカが3回」「いきなりダブル点火」(リール両サイドのランプが同時に点滅している様を「点火」と言っているのだと理解するまでに数分かかりましたが、聞き間違えだったのかも知れません)の2つ。

それがどれだけ凄いのか、ハナビのビッグ中のハズレより凄い…ことは間違いなくないでしょうけど、とにかく、わいは確信したと、今日は掴んだと、そのようなニュアンスの事をおっしゃられてておったはずでございます

そしてその後、こう続けたわけです。

「これは延長もあるね。てか、延長してでも打たなくちゃ」

沖さんは「セックス」という言葉を口にするなら死を選ぶというほどにその類の言葉を嫌っておられますが、業務延長はそれに匹敵するほどの嫌われっぷりのはず。それがあまりにも滑らかに先生の口から出てきたので、私、耳を疑いました。

「ほ~…そうですか…。なら、世界初のNKATHありますね!」と私は聞いたわけです。あ、「ニューキングで後泊」という意味の略語です。伝説です。間違いなく、伝説が今、目の前で築かれようとしていたわけです。

ところが。

業務終了直前。業者の方が僕に「そろそろ遊技を終了してください」と伝えに来た時、僕はその方に尋ねたわけです。沖さんはどうなっておりますかと。すると、驚愕の答えが返ってきたのです。












「15分くらい前からやること無くてホール内を徘徊してますよ」













事務所に挨拶に行った後、恐る恐る私は聞きました。一体沖さん、何が起こったのですかと。そして私はその答えを聞いて腰を抜かしたのです。












「1じゃないね」











「5はあったと思う」








ロン毛は1万負けておりました。

俺の3倍ほど負けておりました。






その程度なのです。あれだけ華を愛し、華を叩いて来た先生ですら、やはりその程度なのです。一体今まで何をやってきたのか、そういう問題ではなく、やはりパチスロなんぞ、何もわかりゃしないのです。



伝説達成、ならず!



いやむしろ、新たな伝説が生まれた瞬間を目の当たりにしたのかも知れません。