傷と命と愛 -2ページ目

傷と命と愛

22年前にこの世に生まれ落ちた私の実話。

生きた証を遺したいのだ。

とはいってもこれからも生きる。

守るべき人を幸せにする為に。

高校2年生。

身体測定。

食べ始めて体重増加がはやかった。

あっという間に6kg増え32kg。

しかし、担任や副担、保健室の先生から心配の声があった。

有り難いがもうどうにもコントロールができないのだ。

また勉強と習い事のストレスで拒食になりかけていた。

その頃だった。

遺書。

確かでは無いが白紙に

「ありがとう。もう生きられない。弱くて、生きられなくてごめんなさい。」

そんな感じのことを書いた。

そうして空っぽの机の中に入れた。

翌朝、もう何も考えずに4階へ向かった。

実行しようとしたその時叫び声が聞こえた。

他学年の生徒さんと目が合った。

今でも何より叫び声と走る足音が頭の中に響いている。

体力の無い、もう人でも無い、枯れ果てた葉のような

私の記憶はそこまでしかない。

意識が戻ってからだろうか。

車椅子で転院先である入院施設のある病院の精神科待合室だった。

そして母と担任と学年主任と私で診察室に入った。

母は何も知らない。

体重も、自分を傷付ける行為も、何があったのか全て。

知らない。

怒鳴られた。

「私は何も知らなかったわ!親に恥をかかすな!」

悲しくなった。

そうか。

気付かない親ではなく言わなかった、いや、言えなかった私が悪いのか。

そうか。

そうか。

ごめんなさい。

とりあえず自分を責めるという逃げ道を作ってしまった。

ずるいでしょう?

自慢ではないが今でも自分を責め追い詰めることは得意だ。

そうして38kgになるまで精神科閉鎖病棟へ入院。

母の過保護過干渉の中で入院。

感謝すべきかもしれないが私にはもう重みでしかなかった。

親不孝者。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

許してください。

ごめんなさい。

死に損ない。