今日の作業は、久しぶりの作業!
画像を見てもらうと分かりますが、ブーツ内のグリスが派手に飛び散っているでしょ?
そう!4WD車のドライブシャフトブーツ(フロント)が破れたのでブーツ交換です。
今回のお車は3型前期のお車
フォグランプの形状で3型前期って事が、分かる人には分かるはず!3型前期って事はもう13年くらい経過しております。
当社からも強化のドライブシャフトブーツを販売しておりますが、インナー側だけの商品。
インナーブーツは、過去に名古屋店で交換した経歴がありましたが、アウター側は13年未交換
どうせならブーツ全部交換しよう!って事で
トヨタ純正部品を今回は使用しました!
では早速バラします!
はい!バレました。
3型後期の途中くらいからインナーブーツの形状が変わっていて、ローダウンしてもブーツの”山”部同士が干渉しにくい形状になっております!
詳しくはコチラのブログを読んで下さい↓
2019/7/26付
同じ純正ブーツでも形状が違うのが分かるでしょ?上が現行のブーツで下が3型後期の真ん中くらいからのブーツ形状です。
この形状の変化によってブーツの破れが劇的に少なくなっているのは事実です。
昨今の4WD車のリフトアップの傾向も大いに関係していますが、2019年7月からブーツ交換していないとしたら、間違いなくこの形状変化によって破れが減少しているからだと僕は思いますよ

作業に戻ります
ドライブシャフトをバラしていきます。コチラがインナー側で
コチラがアウター側です。
色は元々こんな色なのですが、13年経過で酸化しているからだと思いますが、酸っぱいと言うか新品とは全く違う匂いを醸し出していました
臭い
臭い





破れていませんでしたが、やはり交換して良かったです

ドライブシャフトをクニクニと動かして、その臭いグリスを内部からを出して綺麗にします。
綺麗になれば、トヨタ純正部品のグリスを注入してブーツをSSTを使い戻していきます。
これがSSTね!
DIYで作業できなくないとは思いますが、純正ブーツのアウター側は、このSSTが無いと作業は出来ませんのでご注意ください!
インアーとアウターでバンド形状が違う為にインナー側は、SSTが無くてもOKです

ブーツ交換できました。
飛び散っていたグリスも拭き取り、あとはドライブシャフトを元に戻せば作業完了

名古屋店に2年前に入社した元トヨタの整備士くんに聞きましたが、やはりディーラーさんでも純正ブーツは使用せずに”クイック”と呼ばれるドライブシャフトを抜かずに作業できる商品しか今は使用しないみたいね
7年トヨタにいて、一度も純正品を使った事が無いそうです

確かにブーツを抜かずに作業できるって、時間的にも費用的には良いよね!
当社は、純正ブーツや強化ブーツでの作業もしますのでお気軽にご相談下さい

お次は、アルミの製品にステンレスのボルトが使われており、ボルトを緩めようとしたらボルトが折れた!って事で折れたボルト抜きの作業
一番やりたくない作業ですねぇ~
だって、ステンレス硬いんですもん

品物はルーフラック
車両入替に伴って取り外そうとしてボルトが折れたみたい。
頭がほぼ出ていない
まぁ元々の長さが無いので仕方ありませんがココはある程度出ておいて欲しかった


ねじ切れているので断面をベルトサンダーで平らに削って
見にくいですが、折れたボルトのセンターにポンチで印を付けます
結構綺麗に真ん中にポンチできたなぁ~と自己満足全開で細いドリルで穴を開けていくと細いドリル刃が逃げて穴がズレました

OMG

このズレが命取りなんですよねぇ

こうなると大きな穴を開けることも出来ない
OMG


逆タップをブチ込むも緩む様子は無くヤスリやエアソーを使い、折れたボルトを何とか摘出でき、最後にタップで綺麗にして何とか完了

穴がズレた時はかなり焦りましたねぇ~
ステンレスボルトは、錆びないって事は分かるのですが、噛みやすいので気をつけないといけないんですよねぇ~

なかなか難しいです。
お次は、毎度毎度の足廻り
この辺りは毎回書くのでサラッと飛ばしておきます。
今日も足廻りは2台作業させて頂きました。
あとは、オイル交換が2台ね
今日は、夕方から野暮用でマエカワエンジニアリングさんに行くのでこれで締めたいと思います。
では、また

名古屋店より かみむら