今日は、メンテナンス作業の紹介
前回もやりましたが、4型以降の6速ATに変化した1TR(2000cc)ガソリン車のエンジン始動時の”異音”の解消の為のメンテンナンス作業?修理?かな ※低温時に発生しやすいです
異音解消のオイルストレーナー交換
なんと!川口(埼玉)ナンバーのお車
メンバーを降ろして作業するから、作業賃が約15~20万円とか聞く事もしばしばあり、名古屋店までご来店です
確かにメンバーを下ろせばボルトが全部見えるし触れるようになるのでわからなくは無い…
しかし、メンバー降ろすとアライメント等が狂うし、手間も掛かるから当店はメンバー降ろさずにやります。
本当にボルトが見えないので一人が見て導き、もう一人がボルトを回すというね
非効率に思えますが、でも何とか外れます
まずはオイルを下から抜きます!
で上に書いたように2人がかりでボルトを外しオイルパンを剥ぎます!
ココで注目!
上に画像を貼り付けしましたが、オイル下から抜いてますよね?
リフトで車をほぼ水平で上げて、剥いだオイルパンがコチラ↓
何が言いたいかわかりますか?
コレだけの量のエンジンオイルが、下抜きだと残っております
深さが20mmくらいかな?
オイル量で言えば300~400ccくらいは確実に残ってましたね!ちょっとビックリしません?
最近は言われませんが、以前は「気持ち悪いから上からじゃなく、下から抜いて」と言われました。
理由を聞くと「全部抜けないでしょ?」との事ですが、この画像を見えれば下抜きがいかに残るのかがわかりますね?
原理は、以前のブログに書いてますので読んでみて下さい。
2016/10/1付ブログ
今も下抜きしているなんて時代遅れかもよぉ~
そんなことは置いておいて作業です
まずは第1段階のオイルパンを剥がして、もう一枚剥がします
ようやくオイルストレーナーが交換できます
何が違うのか?わからないくらいの違いですが、代替え品番になっているので中身は違うはずです
ここまでくるのがどれくらい大変なのか教えましょうか?
これくらい大変です
傷だらけ地味に痛いし、オジさんになり治りが遅いから、これくらいの傷でも嫌だわぁ~
だからメンバーを外して作業する所も多いのがうなづけます
メンバーを外さなくても作業できるかも知れませんが、このような犠牲は必要になるので気を付けて下さい。季節的に長袖ですが、作業しているとめくれ上がってきてこうなりました
で、パンが外れたら、クランクシャフト等が見えます。見て下さい
キレイでしょ?走行距離は7万3千キロ
4AGのクランクシャフトの拾い画像です。比較するとそれなりに汚れあるでしょ?
オイルパンにスラッジが溜まっていたり、コンロッドやクランクシャフト付近に汚れのような物があっても不思議じゃないのにこのキレイさ!
これもルブロスオイルのお陰なんだと思います。
こんな事でも無いとこんな所、見れませんからねぇ~
ハイエースは距離乗る車なのでオイルは大切でっせぇ~
あとは、元通りに戻していくだけです。
オイル入れてエンジン始動させて漏れが無いか確認すればOKね
6速ATの1TRガソリン車で、エンジン始動時に”カリカリカリ”といった異音が出るお車は、怖がらすつもりはありませんが、早いうちに交換した方が車の為だと個人的に思います。
お近くのディーラーさんで交換してくれると思いますのでくれぐれもユーアイにどんどん持って来て!というつもりのブログではありませんので勘違いなさらぬよう宜しくお願いします
では、また
名古屋店より かみむら