名古屋店がOPENして以来、2回目となる日曜日休みです皆さん如何お過ごしですか
自宅待機していますか
僕もちゃんと家でブログ書いてます営業時間が10時〜17時になるとさすがにブログを書く時間はありませんからね
書かなくてもいい事ばかり書いている事が原因でもある
結局、家で書く羽目になってますまぁ営業時間が3時間短縮されているのだから仕方ありません
名古屋店では、
アルコール消毒意味不明に表記が、「アルーコール」になってしまってます
ローソンさんを見習って、飛沫感染を防ぐ為にレジ前にビニールカーテンを取付し、
スタッフは、マスクして感染予防に努めております早く終息して欲しいです
さて昨日の名古屋店は、1年に一度あるか?無いか?のタイトルにある3.5インチローダウンを行いました
3.5インチですよ!3.5インチ8.75cmローダウンですよ
まぁいつも通り、「やめておきましょうよ」というアドバイスというか?忠告というか?ウザがられるほどに止めたのですが、お客様の意思は強く熱意に負けまして作業を行いました
でもやるからには、なるべく乗り心地良くローダウンできるように施します
元々の車はこちら↓
すでに65mmローダウンブロックは組み込まれており
・27.5φ強化トーションバー
・コンフォートショック(ショートストローク)
・ヘルパーリーフ逆つけ
・アジャスタブルスタビリンク
・リアスタビライザー
上記の物が取付済みでそれなりの事はやってあります
ですから、使用するパーツは、こちら↓
オール玄武さんの製品
・RCジョイント(オフセットされた物)
・タイロッドエンド
・3.5インチダウンブロック
・ダウンアシストブラケット
まぁ3.5インチダウンなら、こちらの製品を使わずして乗り心地改善は有り得ないですからね
特にこちらの2点(RCジョイント・タイロッドエンド)は、50mm(2インチ)くらいのローダウンでも効果あるので是非とも入れてみて下さい
まさに理想的なパーツですからね僕の2インチダウン車にももちろん入れておりました
ただ、RCジョイントが現在2種類あり、ローダウン量に合わせて選定しないとキャスター角が調整できなくなってしまう事もありますので選定には注意が必要です
今回は3.5インチダウンですから、オフセットした物を選びましたよ
僕の経験上は2.5インチダウンくらいが微妙なラインですが、僕が作業する訳じゃ無いので作業されるショップさんとよぉ〜く相談して決めて下さいね
あまり頻繁に行う作業ではありませんが、バラすのは簡単
ローダウンした量を全て補正できる訳ではありませんが、この首の長さの違いによって、ローダウンしている量よりもノーマルに近い状態になるので足廻り的にも乗り心地的にも理想的な訳です
少量のローダウンなら、ローダウンしていない状態になる訳ね※アッパーアームを除いて
タイロッドエンド交換するとこんな感じにスタビライザーとタイロッドエンドの間に隙間ができるのでハンドルを目一杯切った時にスタビとタイロッドエンドが干渉する事も防げる訳です
寸法測っておけば良かった
この干渉を嫌がって、スタビリンクを交換しないショップさんやメーカーさんありますが、スタビが効かなくなってしまうので本末転倒ですヘビーロワードじゃなくても50mm(2インチ)ダウン車くらいでも一般的に
・RCジョイント
・タイロッドエンド
は交換すべきと僕は思っております
お次はリア廻り
リアスタビライザーを取付して随分と乗り心地が良くなったとの事で、リアスタビはこのまま施工
ただ、ダウンアシストブラケットを取付しようと思うとそのままでは取付できません
3.5インチダウンブロックを入れるとリーフブラケット下のクリアランスが少なくなりますから、ダウンアシストブラケットは必要不可欠
なのでリアスタビブラケットの穴を拡張します
このナットがリアスタビライザーブラケットに入らないといけませんからね
穴を大きくして錆止めにオレンジ色を塗って
組み付けできました
今日のお客様は、タイヤの扁平率をUPしたらタイヤとフェンダーの隙間が広くなったから、ローダウン量を増やしたかったとの事
タイヤの扁平をUPするという事は、タイヤの外径が小さくなる
タイヤの外径が少なくなるという事はリーフブラケットと道路のクリアランスも少なくなる訳だから、ダウンアシストブラケットも安全に走行する上で大切というか良いアイテムですね
ヘビーロワード車でタイヤの外径を小さくしている方は、”ダウンアシストブラケット”交換してみてはどうですか
で、RCジョイント&タイロッドエンド交換したら、必須なのは”アライメント調整”です
調整すればこんな感じ↓
綺麗にローダウンできましたね
お客様に試走してもらうと‥。
「思っていたよりも乗り心地悪く無い乗ってきた時よりも乗り心地良くなったかも」
との事ここで一つの疑問が出てくる訳ですよね
入庫前と比較すれば前後ともに20mmくらいローダウンして、入庫前より乗り心地が良くなった不思議でしょ
リアは、確実にストローク量が少なくなっていますから、リアのデフ球のフレームのヒットが無ければほとんど変化はありません
ヒットの確率は増えますから、ヒットしなけりゃの話ですよヒットしにくいようにヘルパーリーフの逆つけはすでにしてあります※4型SーGL・2WD車はこの加工は必須です
答えは、フロントです
RCジョイントの首の長さが違う分、ロアアームが下方に補正されるから、ショックアブソーバーのストローク位置が変化しますこれが大きい
ロアアームが下方に移動すれば、バンプストップとフレームとの隙間に余裕も生まれます
ストローク量が増えて、ショックアブソーバーが少しでも理想位置でストロークすれば、減衰力も発生しやすいって訳です
いくら40mmショーテッドされていてもジャッキアップした時に一番長い状態になるのが一番の理想ですからね
バンプでストロークを止めてしまう人も多いみたいですが、ストロークしないといくら良いショックアブソーバーを入れていても減衰力を発生しないんです
ショックは動かないと意味が無い
RCジョイントでロアアームの位置が変化し、ショックが良い位置で良い量ストロークする足廻りになったから、ローダウンしても入庫前より乗り心地良くなったんだと思います
ヘビーロワードを勧めていない当社が、ショートストローク(40mmショーテッド)ショックを発売している理由がここにある訳です
ノーマル車高から3インチダウン車両までカバーできるそんな都合が良いショックなんかある訳が無いんです取付ができるだけで良い作用なんかする訳無いからね
どう動くのか?どこで動くのか?を考えてパーツ選びしてみて下さい
お次も足廻り
「何だかギシギシと異音がする」
とご来店のお客様
中古車をご購入されたようで改造点は不明との事
当社のバンプやショックが入っておりましたが、やり方は当社の方法では無かったので当社で作業では無さそうです
だって4型SーGL・2WDディーゼル車で26.0φのトーションバーを入れてありましたからね
純正25.6φ → 26.0φ たったの7%UP
ローダウン量は2インチ以上しかもディーゼル車
当社なら27.5φは必ず入れるローダウン量でしたから間違いないでしょう
異音でご来店された時に足廻りを見てみるとゴムが分かりやすくピロンと出ていてくれたので異音の発生元はわかりました
外したロアアームのこの前見えていたブッシュの破損がこちら↓
ロアアームブッシュが、破損してましたこれが異音の原因です
バンプストップでストロークを止めてしまうとバンプストップを支点にして、ロアアームブッシュを痛めつけるんです
詳しく書いたブログがこちらです → ヘビーロワードの宿命ともうしましょうか…。 ブッシュ打ち替え2017/12/09
読んでくれましたか?バンプで止めてもタイヤは上に上がろうとしますから、ロアアームブッシュを痛める原因になる訳です
酷い車だとロアアームブッシュの穴が正円から楕円になっている事もありますからね
ですから、過度にトーションバーを太くしろとは言いませんが、適正なトーションバーにして入力を補正してあげればこういったパーツ
・バンプストップ
・ロアアームブッシュ
・ショックアブソーバー
に負担を掛けにくくなるから、トーションバー交換は一石二鳥にも三鳥にもなるアイテムなんですよ
解っていただけましたか
ローダウンしてあったり、架装されて重い車は
・トーションバーで入力を補正して
・補正した入力でしっかりとショックを動かし
・しっかりと減衰力を発生させ
・ショックに負担を掛けず
・ロアアームブッシュに負担を掛けず
・バンプストップにも負担を掛けず
そうすると良いことの連鎖が起こるわけなんです
話を戻しましょう
プレス機でブッシュを打ち替えして元に戻せば完成
ロアアームブッシュのロットによっても寿命が短い物もありますので沈み込んだ時に
「グッグッ」
「キュキュ」
「キコキコ」
等の音がするローダウン車は、このブッシュが破損や変形している場合があるので見てみて下さい
って言っても見える部分でも無いんですけどね
スプレー式のCRC(潤滑剤)やグリスをロアアームブッシュに吹き付けして、音が緩和すれば原因はロアアームブッシュだと思います
参考にしてみて下さい
一番の理想はローダウンした時に0設定するのがオススメですが、ちょっと難しいかも
では、また
自宅より かみむら