今日は28日(金)
すなわち明日は4月29日(昭和の日)の祝日ですから、明日からゴールデンウィークに入る訳ですが、明日から9連休って人も多いのかも知れませんね
羨ましい
当社も生意気に5月3日(水)~7日(日)までの5日間、全店舗 定休日となりますのでご迷惑お掛けしますが何卒ご理解とご協力をお願いします
そんな休みを前に少し本腰を入れてブログを書こうかと思いパソコンに向かっております
簡潔に書きたいけど文才が無いので長くなると思いますので最後までお付き合い下さい
名古屋店の日々の作業で一番多い作業が、オイル交換だと思います
その次がやはり足廻り作業
ブログを読んでくれている人は解ってもらえるはず
今日は、そんな足廻りの肝になる”リーフ”について書きたいと思います
ハイエースのリアサスペンションは言わずと知れたリーフスプリングです
左が4型4WD用 右が4型2WD用 ともにS-GLのリーフスプリングになります
で、コレが↓
ワゴンリーフです
バン用リーフも1型2型3型4型とそれぞれ若干、形状が違いますしグレード(S-GL・DX)2WD・4WDによっても違います
ワゴン用もワゴンGLやコミューターGLなどでも違います
厳密に言えば、ほぼ全部リーフは違うのですが種類分けするのであれば、大きく分けて
・バンリーフ
・ワゴンリーフ
の2種類に分かれます
ハイエースの場合は簡単に言ってしまうとヘルパーリーフがあればバンリーフ
ヘルパーリーフが無ければワゴンリーフとなります
比べて見ると一番下にゴムが付いたリーフが取付されているリーフがヘルパーリーフと呼ばれるリーフですので左側がバンリーフとなる訳です
この2種類の乗り心地の違いをを簡単に言ってしまうと
バンリーフ = 乗り心地が硬い
ワゴンリーフ = 乗り心地が柔らかい
と、こんな感じの説明になってしまうのかも知れませんね
ココでこの辺りは、皆さんもよくご存知だと思います
ココからが本題に入っていきますよぉ~
皆さんは、この2パターンのリーフのどちらが乗り心地よいと思いますか
一見、ワゴンリーフの方が乗り心地良さそうな気がしますが、僕はどっちでも無いと思ってます
ローダウンの量やお車の使い方によって、同じリーフでも乗り心地に違いが出てくるのが足廻りの難しい所です
では、バンリーフとワゴンリーフの長所と短所を見ていきましょうか
ワゴンリーフ
長所 乗り心地がしなやか
短所 しなやかさから乗り心地が柔らかくなり腰砕け感が出てしまい高速道路で気持ちよく走れない
一方のバンリーフはワゴンリーフの長所・短所が入れ替わる感じになりますね
長所 高速道路の走行はワゴンリーフに比べてバンリーフの方が腰があり気持ちよく走れる
短所 乗り心地が硬い
こういった長所・短所がローダウンすることにより乗り心地に変化を及ぼす事になるんです
僕はワゴンリーフのフワフワした感じがあまり好きでは無いので表現にトゲが出てしまう事があるかも知れませんがワゴンリーフを好きな方はあまり気にしないで下さいね
ワゴンリーフは一般的に乗り心地が良いとされていますが、
乗り心地が良い = サスペンションが上下にうまく動いて道路の段差などを吸収している
と言う表現で間違い無いと思います
このリーフでブロックを入れてローダウンしたとしましょう
ローダウンするとリアのバンプストップを交換したとしても
この緑色の寸法分のストロークして乗り心地を確保します
3インチローダウンするとこの緑色の幅が20~30mmくらいになってしまいます
ストローク20~30mmですよ
で、先程のワゴンリーフの特性は何でした
リーフが柔らかいので上下して衝撃を吸収してくれる訳ですが、ストロークが短すぎるんです
少なくなったストロークの範囲でワゴンリーフのようなよく動くリーフだと、ホーシング(車軸)が上下に動きまくりますからねぇ~バンプストップに当たる”バンプタッチ”の回数が多くなってしまい不快に思ってしまう事が多いはず
ですから、ヘビーロワードの車はバンリーフでストロークの入力をワゴンリーフより硬くして無駄な上下の動きを無くしてあげた方が乗り心地良く感じることがよく有ります
極論、車検など関係無い物として物事を言ってしまうのであれば
ヘビーロワードのお車にはバンリーフの方が好ましい
と僕は思っていますでもこれは、ヘビーロワードの場合ね
一般的にはバンリーフ ⇒ ワゴンリーフに交換がポピュラーですが
ワゴンリーフ ⇒ バンリーフ珍しいですがそんな作業をした事があります
その時のブログ ⇒ バンリーフが乗り心地悪いなんて誰が決めたの?2013年3月16日のブログ
使い方や仕様によって良し悪しも変化するので選定が難しいですね
「おいおいワゴンリーフもダメバンリーフも硬いならどうすれば良いの」
と疑問に思われましたよね
そこで登場するのが、ショックアブソーバーな訳ですよ
よく皆さんが勘違いされているのでココで正しておきます
リーフ自体の
・硬さ
・柔らかさ
は、ショックアブソーバーで変化させる事はハッキリ言って出来ないんです
リーフスプリングだと少し分かりづらいかも知れませんから、スプリングで考えてみましょうか
このスプリングを縮めようとするのにショックを取付して柔らかくなると思いますか
ショックの入力を硬くすれば今以上に硬くできるとは思いますが、どう考えてもショックによって柔らかくは出来ないでしょ
ですから、バンリーフにどんな高価なショックアブソーバーを取付したとしても今のリーフの硬さが柔らかくなるなんて事は無いのです
で、次は硬くする方の説明
上の説明では、ショックの入力を硬くすれば今以上に硬くできると書きましたが、感じ方は確かに硬くなります
でも、リーフ自体の硬さは変化しませんので結局、誤魔化しているだけなんですねぇ~
コーナーや高速走行時にコシをつけようとするとやはりリーフ自体の硬さ(コシ)に頼らざる以外の方法は無いのです
「じゃぁ、またまたどうすりゃいいの」
ですよね
結論から言えば、やはりリーフの交換になってくる訳ですよ当社では、リーフを売っています
以前はコンフォートリーフを売っていましたし、最近はオプティマリーフという新製品を販売開始しました
簡単に説明すると①バンリーフの良さ・コシの強さと②ワゴンリーフの良さ・しなやかさを同時にまとったリーフな訳です
ワゴンリーフは、しなやかさが上に高速道路で必要以上にフワフワしてしまうし、バンリーフはコシの強さが上に橋のつなぎ目で飛んでしまうのが、どっちつかずの改善が施される訳ですよねぇ~
しかし、リーフの変更ともなると少し費用がかさみます
そんな時には当社のコンフォートショックに頼りましょう結局これです
コンフォートショックは、すんなり縮んでゆっくり伸ばそうとしてくれるのでバンリーフであっても跳ね返りの「バン」といった反発的な戻りを減衰力が大きい事から、リーフを元にゆっくりと戻そうとしてくれますから乗り心地が良く感じる事ができるんだよん
「バン」が「ばぁ~ん」くらいになる感じ全く意味分からないですかね
見にくいかも知れませんがリーフを書いてみました
僕の技術ならこれが限界かな
①と③が通常のリーフの状態ね
で走行中の段差でタイヤが動いてホーシング(車軸)が上に動いて②の状態になるって言う意味です
①②③と繰り返して走行している訳ですよね
で、①から②になりスグに③の状態になると衝撃が強く感じますが、②から③の間が少しでも長くなれば乗り心地がよく感じるって事なんです
よく解りませんかね
エレベーターで考えてみて下さい
スピードが速いエレベーターだと動いてる感が出ちゃいますが、動きが遅ければ動いてる感って感じにくくないですか
その動きを戻りが遅いショックで行って、乗り心地を良く感じさせている訳ですよ
そりゃ今の世の中だと硬貨を立たせていても倒れないエレベーターもあるみたいですが、それは特别なエレベーターですから置いておいておきましょう
何となく解って頂けましたでしょうか
結論
こんな事を書くと部長に怒られると思いますが、僕のオススメは、
①リアスタビを入れて
②コンフォートショックを入れて
納得頂けるはずですが、もっと乗り心地を良くしたければ③オプティマリーフを入れてはどうですかといった感じでしょうか
はぁ~今日もたくさん書いたなぁ~って言っても読むのは数分だと思いますが、良く解らない点はご質問下さい
お待ちしております
では、また
名古屋店より かみむら