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先日、名古屋店で作業させて頂いたお車の話なのですが、こんな事になっておりました
スタビリンクを交換しようとしていた所、何かがおかしいと検査していると…。
運転席側は、少しリバウンドストップの高さが高すぎるくらいが疑問の感じ…
で、助手席側が…
同じ1G掛けた状態でリバウンドストップとアッパーアームの隙間にかなり余裕があります
これくらい隙間があると少し低すぎる感じとなります
「んでも何で右と左で高さが違うの」
と思った人は鋭い
通常、運転席側と助手席側の車高は運転席側の方が5mm~10mm高いのが普通です※新車時
で、あれば運転席側と助手席側のリバウンドストップの隙間もほぼ同じ
ローダウンしても左右の車高がほぼ同じであれば、ノーマル時と同じように隙間はほぼ同じ
でも何故にこれほどまでに隙間に違いが…
比べるとこんなに違います
この画像で理由が解った人は凄い
リバウンドスペーサーの取付ステーがフレームから外れかけているんです
分かりづらいかな
上部の溶接が剥がれかけていて隙間が出来、リバウンドストップとアッパーアームとの隙間に違いが生じていたんですね
これが前回に書いた、良い商品を入れても調整がダメであれば悪影響を及ぼすという事なんです
玄武さんのリバンププロは、とても良い商品です
理にかなっている商品なのですが、少しオフセットしていることにより「テコの原理」が働いてしまい同じ荷重でも力が余計に掛かってしまい溶接を剥がしてしまったんだと思います
こうなるとステーをひん曲げて溶接し直さないといけません
考えただけで大変な作業ですね
以前にもこんな状況になってしまった車を見た事があります
その時は、アルミのダイキャストの台座に5mmくらいのウレタンブッシュがチョコンと取付けされているだけのリバウンドストップでした
5mmほどのウレタンストップでは、変形することはありませんから、”逃げ”が溶接にきてしまったんでしょうね
”逃げ”が無いのは車体まで被害が出てしまいますのでしっかりとした調整の取付が大事になってきます
ちなみに当社のリバウンドストップは、穴が開いていますのであまりうまく高さ調整できていなくても誤魔化してくれるし、ストロークも確保してくれますからご自分で取付けされる人にも簡単で便利ですよ
この事について書いたブログがこちら ⇒ 最近の作業
些細な事に思えるかもしれませんが、リバウンドストップの高さで随分乗り心地って変わるんですよ
リバウンドストップの高さが高すぎる方が乗り心地が悪くなるので特に注意が必要です
せっかくお金を出して買うんですしっかりと伸び側のストロークも確保して高さ調整してリバウンドストップを取付けして下さいね
では、また
埼玉店より かみむら