やってまいりました名古屋店の足廻り講座
今日は、数々の質問の中で結構聞かれる質問について「ウンチク」を垂れてみたいと思います
しっかりついて来てくださいね
その題材は、
「トーションバーのコマずらし」
です
「一度は聞いたことあるがあまり意味が解らないなぁ…」
という方も多いと思います
トーションバー車であるハイエース(フロント)の場合、トーションバーボルトを緩めていきローダウンするので限界は必ず来ますね
そうです
トーションバーボルトの長さは永遠でないのでボルトを緩めていけば長さが足りなくなり、トーションバーブラケットは車体に固定はしてないのでテンションが掛からないとブラケットがグラグラになって、ローダウン出来なくなってしまうんです
ここで一番問題なのが、個々の車体によってトーションバーボルトの固定がマチマチで、余裕で75mmダウンできる車もあれば60mmダウンさせるのがやっとの車もあります
そんな時に必要になってくるのが今回のテーマである「コマずらし」なのです
トーションバーとブラケットは「スプライン加工(簡単に言うと歯車)」がされていて挿入固定し、テンションがかかってもズレないようになってますビスやボルト固定はされていません。
これを一回バラして抜いて、もう少しローダウンできるように角度修正してあげることを「コマずらし」と言うのです
あと
「コマずらしすると乗り心地良くなりますよね」
という質問が多いのですが、答えは
「NO」
です
「なぜ」
と疑問に思われる方がみえると思いますが、一概には「NO」というだけです
理由は、トーションバーにテンションがかかって車高を保っているのがトーションバー車です。
トーションバーボルトの残りの長さが長くても短くてもテンションは同じだから車高が同じなのですコマずらし後に車高が変わっていたら状況は変わります
あと、ジャッキアップしてトーションバーブラケットがガタついていたのなら、これまた話は別になってきますこの場合コマずらしすれば改善されますし異音もなくなります
最後に一点ちょっと違った方に話がいってるかもしれませんが、
リバウンドストップを大きな物に変えておかないとジャッキアップした時にトーションバーブラケットがすぐにガタついてしまうので、注意してくださいね
リバウンドストップを大きな物に変えてあげれば「コマずらし」しなくても今以上にローダウンできる事が往々にしてありますので
どうですかわかりましたか
解りやすく書けなくて申し訳ありません
かみ砕いて書いているつもりなのですが、この手の内容は書くとなると難しいので文才がない僕にとっては難問です
詳しく知りたい方は、店頭まで遊びに来てくださいね
ごゆっくりと足回り講座を開きますので