自分が扁桃炎になるまであまり詳しく
知らなかったので、調べてみました

◉扁桃(口蓋扁桃)の役割
扁桃は喉の奥左右にあるアーモンド形の
リンパ組織で、口の中に入ってきたウイルス
や細菌などの病原体から身体を守る
「免疫」の働きをしています。
なんと扁桃腺は私たちが知ってるこの
口蓋扁桃だけではなく、
咽頭扁桃(アデノイド)・耳管扁桃・舌扁桃
の4つがあるのです😳
そのため私も耳鼻科の先生に言われましたが
口蓋扁桃を手術で摘出しても、他の3つの
どこかしらから炎症を起こして熱が出る人
が稀にいるとのことです😅
これは取ってみなければ分からないので、
若干運要素もあります。
でも話を聞いてる限りは少ないのかな

先生の話し方的にはそんなに心配を
しなくても良さそうな気はしました。
一方でこの扁桃には元から溶連菌や肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などの様々な常在菌が
存在しています。免疫機能が正常に働いて
いればこれらが悪さすることはありませんが、免疫機能が低下するとこの常在菌が
増殖して炎症が起こり「扁桃炎」を
発症します。
なので、睡眠不足や疲れ、ストレスなどで
体の抵抗力が弱まったタイミングでそれら
が悪さをする。ということですね…



小学校高学年からは免疫機能が完成し、
扁桃の役割がほとんどなくなるため大人に
なってから扁桃を切除しても大きな問題は
ないそうです。
◉急性扁桃炎とは
強い喉の痛みという特徴を持つ病気で、
喉の奥にある口蓋扁桃にウイルスや細菌が
感染して炎症を起こします。
症状
咽頭痛・発熱・倦怠感
首のリンパ節の主張、痛み など。
原因
大人では過労・ストレスなどで免疫力が落ち
ているときには、発症しやすくなります。
感染経路
・飛沫感染…咳、くしゃみ
・接触感染…ドアノブ、手すり
・経口感染…調理中の食べ物に菌が付いて
それを他の人が食べる
扁桃の炎症が広がると、、

🔸扁桃周りの粘膜まで腫れる
「扁桃周囲炎」
「扁桃周囲炎」
🔹更に進行で深部に膿が溜まる
「扁桃周囲膿瘍」
「扁桃周囲膿瘍」
この場合は外科的治療(穿刺・切開)
が必要
が必要
⚠️溶連菌感染が原因の場合には
「リウマチ熱」「急性糸球体腎炎」などの
合併症を引き起こすこともあり、扁桃炎は
できるだけ早く治療を開始し、しっかり最後
まで治療をすること(服薬を途中でやめない)
が重要です。
原因となる病原体(知ってるものだけ記載)
+治療方法
ウイルス性…アデノウイルス、RSウイルス
単純ヘルペスウイルスなど

・消炎鎮痛剤(非ステロイド)
・解熱剤
・うがい薬
細菌性…溶連菌、ブドウ球菌、肺炎球菌
インフルエンザ菌など

保存療法以外の治療としては
外科的治療法



◉口蓋扁桃摘出術
適応は
①年に3-4回急性扁桃炎を繰り返す。
②薬物治療では改善しない。
③扁桃の炎症が広がり、扁桃周囲炎や
扁桃腺膿瘍になる。
④いびきが大きい、睡眠時無呼吸症候群
→この場合は扁桃炎でなくても適応
④いびきが大きい、睡眠時無呼吸症候群
→この場合は扁桃炎でなくても適応
全身麻酔で行うため、総合病院や
大学病院での入院治療となる。

入院期間は7-10日程度
術後出血は術後24時間以内と5.6日後に
起こりやすく、少量であれば局所麻酔で
対応。出血が多く止まらない場合は再度
全身麻酔で止血を行う。
◉穿刺・切開による排膿処置
①扁桃周囲膿瘍
クリニックでも処置可能
続きます。