父を嵐で失った母と、亭主と別れた娘が、母の居酒屋で夜に語り合うシーン。

---------------------------------------------------

(死んだ)おとうさん(ガラスの浮きだまのこと)、ちゃんと里帰りさせてあげたと思ったら、(ガラスの浮きだまが)行方不明だって」と、たみ

「ほっとけば」と、母

「いいの」と、たみ

・・・たみは、別れた男にみれんがあるのだ。

「先に死んだ人間はらくちんだよ」

「生きてるほうの人間の方がたいへん」

「思い出ばっかりにしがみついていられないでしょ」と母

・・・もう、浮きだまなんかにかかわりたくない母、なぜなら、浮きだまは海で死なれた亭主とふたりで、精魂込めて作った愛の証。

「ん~、かあさんが見つけてほしいっていうなら、あたし、やだけど、あいつといっしょに、探してみてもいいかなって」と、たみ

・・・むりやり、こじつけて、別れた男といっしょに浮きだまを見つけにいきたい、たみ

「ん、なに?あの男と、しょうこりもなく、そうゆうことしたいの?」と、母

「おとうさんの浮きだまを取り戻したいだけよ」とたみ。

「お~っ、おっ」と、母

「なっなに?」と、たみ

・・・たみのみれんが母にばれる。

「空いてる船使っていいよっ」

「その前に顔が見たいね、連れておいでよ」と、母

・・・ たみの気持ちを察する母。

---------------------------------------------------------------

「お母さんに前から訊きたいことがあった」と、たみ

「どうして許してくれたのかな~、新平との結・婚・」

「なんか最初からあの男と結婚すれば、って感じだった」と、たみ

「(たみが)離婚するって言ったときも、(母が)ああ、そうの一言」

「このひと、娘が幸せになろうが不幸せになろうが、関係ないのかなって」と、たみ

・・・母に自分への愛情があったのか疑う、たみ

「あんた、さー、鏡で観たことある?」

「あの男のくだらない冗談に笑う自分の顔」と、母

「ためしに、あいつにだじゃれのひとつでも言わせて、自分が笑うとこ、鏡で見るといいよ。」

「いい顔するのよ、これが」と、母

・・・たみに自分の真意を判ってもらおうとする母

「へぇ~えっ、知らなかった」と、たみ

「あたしにも一度も見せたことのない笑顔でね。」

「そうゆう笑顔が浮かんだら、まだ、目の前の男に惚れているって証拠だね」と、母

「だから、そうゆうんじゃ、ないってばっ」とたみ

「しょうもない男と判ってって、好きんなったんだったら、あんたも一人前の女だわ」と母

「完全に誤解してるよ、おかあさん」と、たみ

・・・母に図星を指されてあたふたする、たみ

アミューズソフトエンタテインメント
川、いつか海へ DVD-BOX