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いつも心に音楽を

クラシックの名曲等やピアノ演奏、音楽理論などを中心に展開。
また、尊敬する若きピアニスト牛田智大さんを応援します。

 

 ブルグミュラー(ここではブルグミュラー25の練習曲を主に指します)、

ピアノを習ったことがある方なら、必ず通ったともいえる大変にポピュラーな初心者向け教本(曲集)ですね。

 


     


 

僕はこのブルグミュラーは好きでした。

これを習ってた時10を歳過ぎてまして、他に良い音楽も聴いていて 概ねピアノのお稽古は退屈しがちになってましたが、

それでもこの曲集は習ってて楽しかったのを憶えています。

(バイエルは嫌いでしたけど・・・ショボーン


      


 フリードリヒ・ヨハン・フランツ・ブルグミュラー(1806-1874)は、ドイツに生まれ、のちにパリでも活躍したピアノ教師、作曲家で、こんにち世界中で広く教育用としても弾かれる「25の練習曲」Op.100 と、いくぶん難易度を上げた「18の練習曲」Op.109で知られています。

 

他にも幾つかのオペラやバレエ、サロン向けの多くの作品等書いていますが、こんにちそれらが上演、演奏される機会は殆んど無いと思われます。

「25の練習曲」が書かれたのは1851年。(フランスで出版)ですから、ほぼ後期ロマン派の音楽の幕開け時期となります。

 

 

      「(易しく段階的な)25の練習曲」Op.100

 

  

 

  1. 素直な心(すなおな心) - La Candeur
  2. アラベスク - L' Arabesque
  3. 牧歌(パストラル) - La pastoral
  4. 子供の集会(小さなつどい) - La petite Reunion
  5. 無邪気 - Innocence
  6. 進歩 - Progres
  7. 清い流れ(清らかな小川) - Le Courant limpide
  8. 優美(優しく美しく) - La Gracieuse
  9. 狩猟(狩) - La hasse
  10. やさしい花 - Tendre Fleur
  11. せきれい - La Bergeronnette
  12. さようなら(別れ) - L' adieu
  13. なぐさめ(コンソレーション) - Consolation
  14. スティリエンヌ(シュタイヤー舞曲) - La Styrienne
  15. バラード - Ballade
  16. 小さな嘆き(ちょっとした悲しみ) - Douce Plainte
  17. おしゃべり(おしゃべりさん) - La Babilarde
  18. 心配(気がかり) - Inquietude
  19. アベ マリア - Ave Maria
  20. タランテラ - La tarentelle
  21. 天使の声(天使の合唱) - L' Harmonie des Anges
  22. 舟歌(バルカロール) - Barcarolle
  23. 帰途(再会) - Le Retour
  24. つばめ - L' Hirondelle
  25. 貴婦人の乗馬(乗馬) - La Chevaleresque

          

         

 

 

 ピアノを習う上で、この難易度(バイエル等初級終了程度)で、練習教材として恰好のものはなかなか他には無いでしょう。

ツェルニー100番(量が多いですが)等でも技術的、難度的にはカヴァーできると思われますが、音楽的内容の充実度が比較になりません。

 

※寧ろ現代のギロック「こどものためのアルバム」が、いい線行ってる気がします。

 

 

 全曲を通して、テクニックの習得もほどよくあり、何より1曲ごとにタイトルが付いていて想像力を掻き立てられ、全体にタイプの違った表情・内容で構成されていて、穏やかな曲、早めの曲、可愛らしく可憐な曲、舞曲調の曲、多くの短調の性格的な曲、等々あり、音楽的内容がなかなか深いです。また長くても2ページまでと集中力も持たせる内容になっていますね。

 

更に表情や音楽的表現の練習曲としても長けていて、バイエル、ツェルニー30番などと比べて、細かな指示記号が多数あります。

逆に、ペダルの指示は何も有りませんが、学習者が必要と感じれば、適宜ペダルを入れる事もでき、大きな意味をもっています。  

 

 

 個人的には、2.アラベスク、7.清い流れ、9.狩 15.バラード、19.アヴェマリア、22.舟歌 25.貴婦人の乗馬 が、弾いていて特に音楽的に興味深かったです。

 

    

          

             アラベスク  オーケストラ伴奏付き

 

 

 

          

               バラード   オーケストラ版

 

 バラードは、一般的な就学前の小さな子どもが表現するには、内容が深すぎるかな、とも思いますが・・・   

 

 

 

          

           タランテラ  オーケストラ版

 

 タランテラは早くリズミカルに弾けないと、暗くダサくなってしまって、困った記憶があります(笑)

   

 

          

            貴婦人の乗馬   シンセオーケストラ伴奏付き

 

 

 

        

      <追加> 何、この貴婦人の乗馬(*_*) 前衛的!超絶技巧、ショパンエチュードも(笑)

       

 

 貴婦人の乗馬はテクニカルで楽しく、この曲集の最後を飾るに相応しい充実した曲ですね♪

 

 

           

 

 

 因みに牛田智大さんは、何歳位で ブルグミュラー25 を終えられたのでしょうね。

5歳迄にはとうに弾き終えられていたと推測できます♪

 

 

 

 

  ブルグミュラー「18の性格的な練習曲」Op.109 

 

「ブルグミュラー25の練習曲」ほどの幅広いポピュラーさはありませんが、その大きな理由に、技術的な難しさが、もうこのレベルになれば他の曲でも補える(そうした曲集は特に現代では多くあります)内容になっています。 

 

しかしブルグミュラーらしい、個性に溢れた1曲ごとの魅力はなかなかのものです♪ブルグミュラー25にハマった方は、これも引き続き学習されるようです。

 

 

     

             ブルグミュラー 18の練習曲    全曲

 

 

 

 

 

          ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

 感染拡大が止まらないとてもとても不安な中。

 

牛田さんも、2月27日のリサイタルを最後に、全ての演奏会が中止か延期。

再び演奏会ができるのはいつになるのでしょうね・・・

 

 牛田さんも、そして全ての音楽家が日常を取り戻し、コンサート活動が普通にできる日が早く来る事を強く願っています!

 

また、こんな状況だからこそ牛田さん、4月以降も延長されたツイッターで、心癒されるような情報も発信し続けて欲しいですね。ぜひピアノも弾いて欲しいです♪

 

  

    

     牛田さんのTwitter より   「トトロ」だらけで何とファンタジック♪

 

 

  4月22日:追記

 

   4月28日(火)午前10:25~ NHK Eテレ3 

   「クラシック倶楽部」

   

   2013年2月放送「こどものための音楽会」の再放送。

       当時13歳の牛田さんも出演、演奏されています♪

     こちら