5倍ポイントの砂糖、コーヒー、醤油、ジャガバターの安売りにジジババが、子連れのママパパが、わんさか群がり、ものもいわずにお目当ての品物を物色している姿を目の当たりにすると、わたしもその一員であることに恥ずかしくなって、大急ぎで必要なものを探しまわり、レジに並ぶ。
そこにもいた。
山盛り一杯の食い物や飲みものを持った清算待ちが、身につけているものはどこも汚れてはいないが、汚れきったような顔に眼玉をギラつかせ、黙々と進んでいく。
その様子を見ていると、みーんなこぞって、戦争へどんでん返しへ、Gazaみたいなジェノサイドへと誘導されているように見える。
(いつも背負っているプラ。加治丘陵の登り下りにもスーパーにも散歩にも、これをぶら下げていく習わしだ。)