世界がどうなろうと、知ったことか!!
くそどもめ!!
それでも、どんなに注意してても、ごはんはこぼす。
飲むと、水が喉に引っかかる。
脱腸のふくれあがった大きな団子が右下腹部にふくれあがっている。
よろめく。
急ぐと、ガクガク、よろよろ、左側にかしがって進んでゆく。杖を強く突きつつ。
加治丘陵から戻ってゆっくりし、昼を食べると眠たくなり、ふと気づくと、椅子に座ったまま、いつの間にか眠っている。
漢字が出てこない。名前やことばが思い出せない。
ノートや本の文字がぼうとかすんで、よく読めない。
――そんななかで、頑固だった便秘がいくらか和らいで、薬を避けつつ血圧が下がっている。
加治丘陵3キロ半もついに3年目に入った。
元気そうに見えた知りあいの何人かはいつの間にか脱落し、新たに知り合った友も出来た。
そして、絶対飲まないと禁酒してからもうすぐ半年になろうとしている。
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●派遣労働に殺されるために駆り立てられ、みんなが敵で、いつも四面楚歌なのだと、あきらめていたのだ。
助かるためには、ほんのわずかなこと、すでに滅ぼされてしまった自分の生活に執着せず、団結すること、それで十分だったのに。
すでに滅ぼされているのだから、くそったれどもに、闘って勝つには、滅んだ生命を捨てる覚悟だけで十分ではないか?●
『収容所群島』第三巻 byソルジェニーツィン
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