39冊目読破☆
「横道世之介」吉田修一






〈ああ、そうか、と世之介は思う。誰かを傷つけたことがないんじゃなくて、傷つけるほど誰かに近づいたことがなかったんだと。〉






主人公の横道世之介が
大学進学をきっかけに地方から
東京に出てからの1年を描いている。
ただ、それだけなのに
どうしてこんなに面白いんだろう。
ホッとするんだろう。

世之介のアホな感じがすごくいい。

小説の途中途中に、
20年後くらいの登場人物たちが描かれていて
それぞれにふと世之介のことを思い出す。
ぼんやりと世之介と過ごした日々を思い出す。
それって凄いことだと思う。
20年後、誰かに自分の存在を
覚えていてもらえるって凄いことだと
あたしは思う。

大学1年生…
あたしにとってもすごく大切な
ほんとうに宝物みたいな1年だった。
だからなのだろうか。
何か大事なことを、忘れていることを
思い出させてくれる小説みたいに感じた。

社会人になって2年目。
今思えばこの1年半…
いろんなことに必死だった。
初めての一人暮らしも
仕事に慣れることも
職場の人間関係を築くことも。

そしてなかなか友達に会えないことや
法律の勉強が難しいことも
あたしの心のどこかに
重くのしかかっていたのかもしれません。
でもいつも大丈夫だと思っていて、
いつも恵まれていると幸せだと思っていた。
今もその気持ちは変わりません。

でも…
少しずつ何かが変わってきている気がして
怖くて
もう学生には戻れなくて
たまに何か間違っているんじゃないかって思って
だけどたぶん何も間違っているわけではなくて
このまま進んでいくしかなくて
わかっていてもぐるぐるした。
一人で、ぐるぐるした。

ここまで立ち止まったりしなかった。
いや、そんな余裕がなかったんだと思います。
だからなのかな。
この小説を読んだとき
いろんな気持ちを思い出して
立ち止まってみようって思ったんです。


ちょうど休みがとれたので
3連休に2日の年休をつけて
実家に帰っていろんなアルバムや
思い出の品をみて
高校のこと大学のこと
あのとき自分が考えていたこと
いろんなことをゆっくりと
思い返すきっかけを作った1冊になりました。


すこし話が逸れました。


横道世之介を読んで
あたしにもそんな風に
キラキラ時間があったことを思い出したんです。


講義をサボったり
食堂でどうでもいいような話で
長時間ダベったり
友達を作ったり
恋をしたり
ファースト・キスを奪われたり
サークルに入ったり
レポートに追われたり
将来について考えたり
迷ったり悩んだり
これ以上ないくらい勉強したりした。


一生に一度しかない日々でした。
その自覚もあったし楽しかった。
逆に何も見えない未来に
真っ白な何も決まっていない未来に
怯えながら勉強していた日々もありました。
たぶんそれは辛いことでした。


なんだかそんなことを
思い出してまだ頑張れるような気持ちになります。


世之介はちゃんと1人で生きているのに
いつも1人じゃない。
それがかっこよかった。

私もそんな風になりたいなって思います。


楽しかったあの頃には戻れない。
そのことには気づいているつもりです。

小説の中でも
高校時代の世之介の元カノのさくらが
大学生になった世之介に対して
「なんかさー、もう高校生じゃないんだなって思っちゃうね。世之介とこうやってると楽しいんだけど、何かが終わったんだなってしみじみ思う。」
って言う。

そして、
同じ世之介と同じアパートの京子さんは
東京に来て1年近く経とうとしている世之介に
「変わった。上京したばっかりの頃より隙がなくなった」って言う。


人はどんどん色んな人や物や
出来事を通じて変わっていくし、
もう二度と同じ景色は見れないし、
変わる前の自分には戻れない。

その繰り返しなんだなって思います。







あたしはすごく大好きな小説なので
ぜひぜひおすすめです。
伊坂小説で言えば「砂漠」みたいな!
こちらもおすすめ☆★
未読の方はよかったらぜひ\(^o^)/



そうそう!
〈心の中では「行ってやろうじゃねぇか!」なのだが、なぜか、「行きますぞ!」と叫んでしまう。〉
とかそういう世之介のアホな感じが
あたしのツボです(笑)









はい!
お久しぶりです( 〃▽〃)
毎回忘れ去られているんじゃないかと
不安になりながら更新している
サクラです。

実は10月1日付けで
刑事部への異動が決まりました。

ちょっと冷静に報告して見ましたが
本当はすごく…すごくすごくすごく
不安です。

本の感想の部分でも
こんなにセンチメンタルな感じなのは
異動の件が関係しています。
今年1年はこのままやっていけると
思っていたから。

ただ内示が出たのはずーっと前で
心の準備の時間はたくさんあって
だけど今の仕事のメンバーが大好きで
今の席で仕事をするのが楽しくて
異動の発表があってからも
今の仕事が楽しすぎるせいで
なんだか信じられなくて
でも本当に明日で終わりです。

採用から今まで
民事部というところにいて
今のところ私の裁判所生活=民事部で
だからまた新しいところにいくのが
怖いんです。
情けないですよね。
怖いなんて。

ようやく慣れた仕事だったから
4月からメンバーもたくさん変わって
ようやくメンバーにも慣れたところだったから
まだ続けていたくて
あと半年でよかったのにって思って
ただの我が儘だってわかってるんですけどね。

新しい仕事ができるのは嬉しいし
ずっと同じ場所にはいられないこともわかっているし
もっともっと成長しないといけないと思います。

ただやっぱり怖くて。
新人に逆戻りなのが怖くて。

それで学生時代のことを振り返ってみたり
ちょっと立ち止まってみたりしてました。

寂しいです(´;ω;`)
今の部屋を離れるのは。
だけど寂しがってばかりもいられない。
だから頑張ってみようって思います。

もう一度最初から。







昨日から今日にかけて
他県の採用同期が2人
秋田に泊まりに来てくれました。

2人ともすごく恋をしていて
仕事を頑張るために恋をしていると
いや、恋をしているから仕事を頑張れると
言っていました。

2人の恋は大人で
あたしばかりが子どもで
でもなんだろう。
2人が恋を頑張ろうとしているのを見て
あたしは無性に勉強がしたくなりました。

勉強を頑張ろうって思いました。

意味不明だと思いますが
今度弁明させて下さい(笑)







全体的にもう意味不明です。
でも頑張ります。
採用から今まで
辛くなったり寂しくなったり
無意識に涙が流れる日々もありました。
仕事が辛かったわけではありません。
ただあたしが弱かっただけ。

そんなとき
アメブロはいつも力をくれた。

学生のときから
読んで下さる方もいて
いつも読みにきてくれる方もいて
本当に辛いときいつも
あたしを支えてくれていました。

知り合いのいない場所で
何かを始めたい。
何かを伝えたい。
何かを聞いて欲しい。
そんな自分の我が儘を押し付けるように
始めたアメブロです。
それでもみんな優しくて
みんな頑張っていて
あたしばっかり力をもらって
あたしは自分のことで精一杯で
ほんとうにごめんなさい。

もう少し強くなって
誰かを支えられるような
誰かに元気をあげられるような
そんな人になりたいと思います。

まだまだ本当に遠いけれど。










また絶対更新しますね。
今日は本当に本の感想なのかすら謎です。

でも読んでくださった方は
ほんとうにありがとうございます。













明日もみなさんにとって
幸せ溢れる1日になりますよーに(*´ω`*)








以上。





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33(487)冊目読破☆
「よだかの片想い」島本理生






〈みんな、こんなに不安定な気持ちを抱えて日々を過ごしているんだな、と思ったら、世界がとても繊細で優しいものに感じられた。〉







生まれつき顔に大きなアザを持つ
主人公アイコは24歳ではじめて恋をし、
少しずつ変わっていく。

片想いの相手である飛坂は
どこか弱くて優しくて女性には
不自由しない男の人。
だから想えるだけでいい。
同じ重さの好きじゃなくていいから
自分を好きになってほしい。
そう思っていた。

はじめて経験する片想いは不安定で
掴み所がなくて嬉しくなったり
不安になったり忙しい。
自分に自信がない。
そのことは人を臆病にする。
でも飛坂は言う。
「本当に自信のある人なんてこの世にいないよ」と。

アイコは猛アタックの末
飛坂と付き合うことになるが
アイコの純粋な恋の行方は…?

ピュアなラブストーリー。








〈でも、今は知ってしまった。求められることの幸福を。そうしたら、もっと欲張りになっていた。約束は守ってほしいし、私と会うことを一番楽しみにしてほしい。相手にも、こちらが想うのと同じくらい、好きになってほしい。付き合っているのに、片想いみたいな状態じゃなくて。〉







私には顔に生まれつきのアザはない。
初対面の人から変な目でみられることはまずない。
いい意味でも悪い意味でも
人の目を引くような外見ではない。
それを私は幸せなことだと思うけれど、
やっぱり自分には自信が持てない。
恋愛になれば尚更である。
アイコと一緒。

確かにアザはないかもしれないけれど
コンプレックスはたくさんあって
他の人はどうなのかわからないけれど
私は臆病にはなる。
だからアイコは本当に強いと思うし、
恋愛をしてどんな結果になったとしても
〈あなたを好きになって本当に良かった〉
と思えることはすごくいいなって思う。

想うだけの恋より
同じくらい想い合える恋がしたい。
そんな気持ちは片想いの経験がある人には
よくわかるんじゃないかと思う。

アイコの行動力や精神的な強さに
恋する勇気をもらえるそんな一冊でした。










何冊か読んだのですが今日は一冊だけ!

サクラはとうとう夏休みも終わり
先週で休廷期間も終わったので
また来週から少し忙しくなります。

夏休みは2泊3日で京都旅行したり
地元の友達と遊んだり毎日充実して
とってもいい夏休みでした。

高校の友達はみんな就職が決まって
大学生活最後の夏休みを謳歌中でした。
就職活動はきっとすごく大変だったのだろうけれど
みんなしっかりしたところから
内定をもらっていてもう尊敬です。

でも総合職の全国転勤みたいな人も多くて
きっと来年からは今までのようには
会えなくなる人続出だなって思うと
寂しくなります。

そしてとうとう来年になれば
私と同い年の人たちが一斉に社会人に
なるんだな…って思ったら不思議な感じです。

それまで精一杯働いて
同い年の人たちに負けないようにしなければ!
と思います(笑)

社会人になってから今まで
やっぱり若いことでいろいろと
よくしてもらったことや
居心地のよかったことも少なからずあって
とても大事な2年間だと私は思っています。

昨日去年仕事を一緒にした上司と先輩と
一緒に飲みに行ったんですが
本当に楽しくて素でいられて
仕事に関する姿勢とかも本当に尊敬で
なんだかすごく仕事も勉強も
がんばらなきゃなって思えました。

私は1年目からすごく恵まれたメンバーで
仕事させてもらっていたんだと思ったし
(もちろん今年も恵まれてますが)
まだまだ頑張っていこうって
初心に返ることのできた飲み会でした。
ほんとに勉強は頑張りたい!

明日は部屋の掃除を頑張ります(笑)

また近々更新できたらなー!

おやすみなさい☆




以上。




Android携帯からの投稿
こんばんは!
またまたお久しぶりです(/ω\*)

今は夏休みの方が多いのでしょうか!

サクラは残念ながらまだなのですが、
再来週に迫っているので、
わくわくわくわくしながら
お仕事がんばっています\(^o^)/

…といっても
研修前と研修の日々が
サクラ的には結構辛かったので
(勉強が嫌いすぎて←)
研修が終わってからの日々は
結構楽しくて毎日が夏休みのような気持ちで
働いてしまっています←

秋田では竿燈祭りも終わって
今年は2日間も参戦してしまいました。

秋田に来て2年目の竿燈…
なんだか早いです。
去年の不安だった気持ちとか
いろいろ思い出したりして
懐かしくなったりとか
変わらず働けていることに
安心したりとか
色んなことを考えてしまいます。

さてさてさて!
そんなことはいいですね(笑)

早速今回こそ
本の感想を書きたいです(●^o^●)







27(481)冊目読破☆
「週末は彼女たちのもの」島本理生



〈本当のことはいつだって、一番言葉にするのが難しい。〉



「いつだってどこでだって恋は生まれる。」
が帯のキャッチコピーになってる
島本理生さんの文庫オリジナルの新刊です。

すっごく読みやすい短編集で、
少しずつつながっていて、
色んな形の恋に溢れていて、
本を読むのが少し苦手な人にでも
自信を持ってオススメしたい!

人はみんな相手の気持ちが
100%はわからないまま恋していて、
言葉にしなければどんなに近い関係でも
何も伝わらないんだなって
当たり前のことを思いました。

相手の気持ちがわからなくて
不安になることってある。
そのくせ自分の素直な気持ちを
ぶつける勇気もなくて、
強がってしまったり、
そんなに自分は好きじゃない風に装ったりする。

自分の方が相手を好きになるのが怖くて
距離を置いてみたりとか
片思いからは抜け出せないと知りつつ
やっぱり好きだったりとか
大切な相手なのにどうしても
自分の弱さをさらけ出せなかったりとか
うんうんわかるなあ
って恋が溢れています。

恋が始まったり終わったり
きゅんとしたりぎゅーってなったり
そんなことを繰り返して
最後はやっぱり恋って素敵って
思えるような一冊でした。

今現在大切な人がいる人にも
素敵な恋を探し中な人にも
今は恋はいいかなって人にも
もうすべての人にオススメしたいです!

よかったらぜひ( 〃▽〃)






今日はせっかくなので、
最近読んだ本を何冊か紹介しちゃいますね(*^O^*)ノ






・「月光スイッチ」橋本紡


〈愚かなのかもしれないけれど、誰かを好きになるのって、やっぱり特別なことなんだ。〉


一言で言えば、「正しくない恋」のお話。

誰にも祝福してはもらえないし、
自分すら幸せになれないと分かってはいて
だけど彼は優しくて
やっぱり好きだと思ってしまう。

彼の「愛してる」や「好きだよ」に
期待してしまう。

優しいことがいいこととは限らない。
彼女はそれを分かっている。

彼はずるくて本当にずるくて
だけどそのずるさがリアルだなって思いました。

この本の最初は
主人公が恋人と仮の新婚生活を送る
ことになるところから始まります。

なぜ仮なのか?

うすうすわかるとは思いますが
一応伏せておくとして
え!そんなの有り?っていう設定で
始まるわけですが
最後のあたりはほんとリアルで!
わわ(゜ロ゜;ノ)ノ
ありそうじゃないか!ってなります。
小説が終わった後彼女が
どんな決断をするのか
あたしにはわからないけど、
やっぱり前に進んで欲しいなって
思ってしまうのは確かです。

恋愛小説としてはすごく切ないけど
あたしはとっても好きな小説です。
時間の経過とともに
変わらないようでいて変わっていくものを描ける。
それってやっぱりすごいと思います。
こちらもやはり
かなりオススメしたい一冊です!




・「夏のバスプール」畑野智美


こういうのを「青春小説」っていうんだなって
思いました!!!
青春っていいことばっかじゃなくて
悲しさも苦しさも絶対あって
だけどそれすらいつか思い出になる。
そんな風に爽やか!とにかく爽やか!
恋も友情もキラッキラしてて、
テンポがよくて読みやすくて、
最後は不覚にもきゅんとしてしまう。

「一緒にいたいと思ってくれるなら、一緒にいてほしい。」
…なーんて言われてみたいです(//∇//)




・「記憶の海」村山由佳


おいしいコーヒーのいれ方シリーズも
もうsecondseason第7弾で、
あたしは中学生の時から
読み続けているのですが、
今はちょっと苦しい展開の真っ只中!
かれんと勝利が早く再会できますよーに!
好きな人と本当に好きな人と
こんな風に会えないのはどんなに
辛いんだろうと考えてしまいます。




・「君がいない」アンソロジー


〈どうして「好き」というだけで一緒にいることができないんだろうか。どうして人は「好き」以上のものを恋愛に求めてしまうんだろうか。〉


恋愛って簡単じゃないんだなーって思う。

思うんだけれど素敵なものだとも思います。

短編集で作者もバラバラなのに
どれも読みやすくて「恋」だなって思いました。



・「ナチュラルキス+7」風


ついに啓史編が完結です。
無事にハッピーエンド♪
結婚がゴールではもちろんないけれど
この2人なら幸せになれるんだろうなあ☆
男の人の気持ちが重めなカップルって
やっぱりいいなあって思うんですよねあたしは!




・「春へつづく」加藤千恵


〈毎日当たり前に続いていくと思っていたけど、それだって、実際は当たり前じゃないんだ。〉


中学生6人と大人2人の
いろいろな想いやいろいろな生き方を
描いた短編集☆

恋とか失恋とか秘密の片思いとか
「好き」って何なんだろうとか
人それぞれが色んな気持ちを抱えている。

学校司書の牧野さんの話が
あたしは切ないけど好きでした。

〈彼と別れて実家に戻っても、人生が終わるわけではなくて、それは希望でも絶望でもあった。〉

〈かつて誰かを深く好きだったことも、ひどく傷ついたことも、今はもう遠い、別人の記憶に近い。〉

〈五年前までは考えもしていなかった人生を過ごしている。場所も、仕事も、人間関係も。死ななくたって、人は生まれ変わっていくのだと身をもって知った。〉

苦しい想いをすることだって
すごく多いのに人は恋をする。
彼女もまたいつか素敵な恋に
巡りあえることを願って(*´ω`*)









はい!
なんだか結構書きました。
全部ではないのですが
そろそろ疲れてきたのでやめます(笑)


明日は掃除と洗濯がんばります。


最近愛すより愛されたい。
尽くすより尽くされたい。
そんなわがままなことを思うサクラです。
みなさんはどうでしょうか。


それでは夏休み思いっきり
楽しんで下さいね!
まだお仕事のみなさんは
来週も一緒にがんばりましょー\(^o^)/



読んでくれた人は
本当にいつもありがとうございます(T^T)
もう大好きです!



以上。







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