前回はカナダでの学士課程でのお話でした。
数学の苦しみから逃れるため、なんとか早く卒業を!そんな一心で日々を過ごしていた私が、研究というものにはじめてふれることになったきっかけは、大学の教授がResearch Asssistant を探していたこと。夏学期、なーんのインターンシップもせずカナダに残っていた私は、Covid19の影響で日本に帰国もできず、せっかくだから、とオファーを受けることにしました。
研究のお手伝いとして、データ集めや整理をしているうちに気づいてしまったのは、さんざん苦労して学んだ経済理論を実際どう使うのか、まったく学習できていなかったということ。
と同時に、これまで「こんなのいつ使うの?」と思っていたごちゃごちゃした経済学や統計学が、実は道具として、政策が私たちにどんな影響を与えるのか実証することに使えると知り、おもしろいと感じるようになったのです。
というのも、私は情報にふりまわされがち。たとえば、「コーヒーがダイエットにいい」、という記事をみたらすぐ信じてしまう。そして実行。
そんな私には、ひとつの事象に対して、証拠は何か?どうやって証明するか?と突き詰めていく過程が新鮮でした。そんな中、もうすこし経済学を学んでみたいと思い、とりあえず情報だけでも、と学部のアドバイザーや教授に修士課程について聞いてみることにしました。
このとき、学部4年目の夏のおわり。
おっそ。と思われると思います。
こんなにぎりぎりまで進路を放置してはいけないのです。
修士課程の申し込みは、だいたい11月頃から始まり、締め切りは1月頃の大学が多い。つまり、修士に行く気なら、4か月後には準備を終えて願書を提出していなければいけない。
そして気づいたのが、ほとんどの大学がGRE(英語、数学、エッセイからなる統一試験で北米やヨーロッパの修士・博士課程の出願時に必要なことが多い)のスコア提出を要求すること。
やだー。
というのが反応。GREが何かすら知らないし、もう試験いやだし、ネットで調べたら、3か月から6か月準備が必要、と書いてある。私には次の試験まであと1か月しかない。もうだめだ。
と、あきらめモードでしたが、賭けてみたら、なんとかなることもあります。
いつもぎりぎりの私がどうにかこうにか間にあわせたGREや大学出願について、次回お話できればと思います。
