入院中② | シャラの木~32分間の心肺停止で産まれた娘の備忘録~
入院中①の続きです。

私の入院していた病院は個室か大部屋か選ぶ事ができました。

私は帝王切開ということもあり、個室にしてもらいました。

それでも、両隣からは母子同室の赤ちゃんの元気な泣き声が昼夜を問わず聞こえてくる環境は本当に辛かったですゲロー

搾乳をしながら
なぜ私は独り静まりかえった病室で、冷たい瓶に向かって(お乳の出が増えると瓶に手搾りになりました)搾乳をしているのだろう?
とか

本当だったら他のお母さんみたいに、母子同室で赤ちゃんのオムツを替えたりしながら授乳しているはずだったのに・・・
とか

友だちや、家族、親戚に赤ちゃんの様子を見て貰ったり温かい祝福の言葉を掛けてもらったり、初孫を父の腕に抱かせてあげたり出来ていたはずだったのに・・・

今私はいったい何をしているんだろう??

入院期間が長くなるにつれて徐々に徐々にメンタルを弱らせていきました。

娘の診断の詳細を聞いた日からは、娘の将来への不安や自分を責める気持ちでいっぱいになり、搾乳の合間の貴重な睡眠時間に眠る事も出来なくなっていきました

入院中③に続きます。